シャープは5月31日、東京都港区で会見を開き、3D映像に対応した3D液晶テレビ「AQUOS」(アクオス)を7月30日から発売すると発表した。会見には、同社の松本雅史副社長らが出席し、商品の詳しい説明を行った。
シャープが発表した3D対応テレビは、LVシリーズで、60型、52型、46型、40型の合計4サイズで展開する。価格はオープンだが、店頭実勢価格は60型「LC―60LV3」が60万円前後、52型「LC―52LV3」が45万円前後、46型「LC―46LV3」が37万円前後、40型「LC―40LV3」が28万円前後になる見通しだ。当初月産台数は、LVシリーズ合計で1万5000台の予定。
LVシリーズは、従来の3原色(赤・緑・青)に、黄色のサブピクセルを加えた4原色で表示するパネルを採用したことが最大の特徴。同社の堺工場で製造しているパネルで、「従来では表現できなかった色域まで表現範囲が広がり、黄金の煌きやひまわりの黄色なども鮮やかに演出する」(松本雅史副社長)という。
4原色技術は、光の利用効率が向上するため、明るい映像を表示できるのが特徴だ。また、光源となるLEDバックライトに含まれる黄色の波長成分をよく使い、明るさを確保しながら省エネ性も高めている。バックライトは直下型のLED。
3D映像は、フレームシーケンシャル方式で表示する。3D映像の視聴には、専用のめがねを使用する。3Dテレビは“画面が暗い”という課題があったが、「専用めがねを通して見ても、明るくクリアな映像を再現できる」(片山社長)。3D映像は左右の映像を交互に表示するため、左右それぞれに前の映像が重なってしまう3D映像特有のクロストーク(2重映り現象)が発生しやすくなる。「アクオス3D」では、高速応答性に優れた「UV2A技術」に加え、シャープ独自の「FRED技術」によって、左右の映像を倍速表示(合計4倍速)することで、クロストークを低減している。
また、3D映像を表示する際は、「スキャニングLEDバックライト技術」によって、バックライトを高速でオン・オフ制御して分割駆動をする。片山社長は、「目の残像感はだいぶ抑えられている」と説明する。
「AQUOSブルーレイ」とのHDMI接続すれば、3D収録のBDソフトをフルハイビジョンで視聴できる。デジタル放送の3D番組やCATVなどから外部入力する3D映像信号にも対応。デジタルカメラで3D撮影した写真をテレビにワイヤレスで送ることができる「IrSS」も搭載している。
新製品「LVシリーズ」の3D機能で特に注目したいのは、通常の2D映像を3Dに変換する機能だ。この「2D→3D変換機能」は、ハイビジョンビデオカメラやデジタルカメラなど、3Dで撮影されていない映像などを手軽に3D映像に変換できる機能だ。2D映像を視聴しているときに、リモコンの「3D」ボタンを押すと、テレビが映像シーンを分析して、擬似的な3D映像を表示する。
また、視聴する部屋の明るさや好みに応じて、リモコンの「3D明るさアップ」ボタンを押すと、ワンタッチで映像の明るさを切り替えられる。
3Dテレビ本体には、3D視聴専用のめがねが1つ付属する。この3D視聴専用のめがねには、3D映像を2D映像に変換する機能を搭載していることもポイントだ。3D映像表示時でも、めがねのボタンを押すと2D映像として視聴できる。この「3D→2D変換」は、見る人の好みに応じて3D映像と2D映像を切り替えて視聴できる便利な機能だ。市販のUSBケーブルを使用して、USB端子から電源供給ができる。専用めがねの電源は、本体から3Dトランスミッター信号が、一定時間受信できなくなると自動で切れるようになっている。
音声面では、映像と音声が一体化する「ARSS」2・1ch4ウェイ8スピーカーシステムを搭載。フルデジタル1ビットアンプにより、外部ノイズの影響を受けにくい、自然でクリアな音声を出力する。2つのウーハーユニットを対向配置し、本体の余分な振動を低減する「Duo Bass」を採用している。
市販のUSB・HDDを接続して、テレビのリモコンで簡単にデジタル放送番組の録画・再生が可能だ。また、よく見る番組や番組ジャンルをテレビが学習し、自動的にUSB・HDDに録画する「常連録画機能」も搭載している。“3D”をキーワードとして検索した番組を優先して常連録画もできる。
もちろん、同社の周辺機器とのリンク機能「AQUOSファミリンク2」にも対応している。
ブルーレイディスク(BD)レコーダーなど周辺機器の操作パネルを画面に表示して、画面を見ながら連携操作が可能だ。また、HDMI企画ARC(オーディオリターンチャンネル)機能や、「HDMIコンテンツタイプ連動」にも対応している。さらに携帯電話で撮影した写真や動画をテレビの大画面に表示するなど、幅広い楽しみ方を提案している。
家庭内のLANと接続して、別室のAQUOSブルーレイのHDDに録画してある番組やDLNA対応危機に保存されている動画・音楽・写真を新製品で再生できる。
また、本体にはインターネットサービスを高速・最適化する独自システム(Exシステム)を搭載しており、テレビのリモコン操作で、ネット上のコンテンツを視聴できる。AQUOS専用サービス「AQUOS.jp」のほか、「Yahoo!JAPAN for AQUOS(動画チャンネル含む)」、「DoTVデジ×マガ」などに加えて、動画配信サービス「アクトビラ ビデオ・フル」に対応。「ひかりTV」は専用チューナーなしで視聴できる。まや、毎日新聞社が6月1日からサービスを開始した「新聞サービス」にも対応している。また、「AQUOSインフォメーション」機能では、ウェザーニューズが7月からサービスを開始予定の天気情報などのインターネットサービスや携帯電話からのお知らせ情報を視聴画面に表示できる。
3Dの専用めがねは、3Dテレビ1台につき1個(シルバー)が付属する。めがねの追加購入も可能で、カラーは、シルバー、レッド、ブルーの3色で展開する。価格はオープン。
「LC―60LV3」の画面サイズは、幅145・7ab、奥行き14・3ab、高さ89・8abで重さは約38・0`cとなっている。
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シャープは4原色の液晶技術「クアトロン」を搭載した液晶テレビを2010年内に世界中に展開する。米国・欧州では4月に発売しており、中国やアジアの新興国などでも7月から販売する。「11年度は全てのモデルにクアトロン技術を搭載する」(松本雅史副社長)という。
国内の3Dテレビのテレビ市場全体における比率について松本副社長は、「10年度は販売台数の5〜10%が3Dになると思う」とコメント。「11年度には、全体の50%が3DになるようPRしていく」(同)。国外では8月から10月にかけて、3Dテレビを発売する。
シャープは、パナソニックの発売(4月23日)から3ヵ月以上遅れての発売となったが、松本副社長は、「そのぶん、技術を盛り込むことができた」と強気だ。
価格では、ソニーよりも若干高額だ。「他社と十分戦える価格だと思っている。他社との差別化として、4原色であることをPRしていく」(松本副社長)という。
3D対応機器は、他社製品との互換性があるため、例えばシャープの3Dテレビとパナソニックの3D対応BDレコーダーを接続しても3D映像は視聴できる。松本副社長は、「3Dテレビ市場の拡大には、関連機器との連携が重要である」と話し、関連機器の開発にも注力するとした。

シャープ 3D液晶テレビをPRする松本雅史副社長

シャープは5月17日、都内の同社社屋で「経営戦略説明会」を開催した。会場には同社の片山幹雄社長も出席し、2009年度の事業成果や中期ビジョンの実現に向けた各事業の方向性を説明。09年度を振り返った片山幹雄社長は、「総経費削減目標は達成できた」と胸を張る。中期ビジョンでは、健康・環境事業と液晶ディスプレイ事業の2つの事業を核として事業展開することを発表した。
リーマンショックが世界経済に大きな影響を与えた2008年度。シャープは大幅な赤字経営となり、09年度は経営体質のスリム化と経営のあり方を変革する構造改革を行った。そこで同社が緊急的な業績改善対策として掲げたのは、総経費を2000億円削減するという対策案だ。「結果、目標を上回る2138億円の削減に成功した」(片山幹雄社長)。
その一方で、新たなビジネスモデルの導入も急いだ。消費地でのバリューチェーンを確立し、現地の有力企業とのアライアンスを進める「地産地消ビジネスモデル」(片山社長)だ。09年8月には、中国での液晶パネル生産プロジェクトの受注・契約に調印。太陽電池事業では、10年1月にイタリアでの薄膜太陽電池の生産事業と太陽光発電事業に関する合弁契約を締結した。
液晶事業に関しては、09年10月に月産3万6000シート体制で堺工場の稼動を開始。「UV2A」や「4原色技術」の開発も行っている。
太陽電池事業では、10年3月から堺の太陽電池工場の稼動を開始し、4月から出荷を始めた。結晶と薄膜の両輪体制を進めている。
携帯電話事業では、国内シェアの向上と、グローバル展開を目標に高画質CCDカメラやソーラーパネル搭載商品を市場に投入。「シェアも上がった」(片山社長)。海外では、「特に中国向けの携帯電話のラインアップを拡充し、販売数も増加した」(同)という。
健康・環境事業では、プラズマクラスター事業やLED照明事業、空―応用商品事業の垂直統合モデルの強化を実施。結果、プラズマクラスター技術を搭載した商品の販売が増加して利益の改善に貢献している。
シャープの09年度の売上高は前年度比96・8%の2兆7559億円。純利益は43億円だった。10年度は売上高09年度比12・5%増の3兆1000億円、純利益においては、同10倍以上の500億円を予想する。
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続いて片山社長が説明したのは、中期事業ビジョンについてだ。ビジョンの実現に向けてシャープに求められるのは、経済成長とCO2排出削減の両立を可能とする創エネ・省エネ技術と新興国を基準としたコスト力にある。片山社長は、「石炭や石油を中心とした化石エネルギーを軸に経済が回っていた20世紀と違い、21世紀は太陽光発電など再生可能なエネルギーがカギになる。また、従来のG7を中心とした先進国だけではなく、新興国を含んだG20の単位でモノを考えなければいけない」と説明。
シャープがこれまで主な事業領域として展開してきたのは、先進国(G7)だ。商品自体も個別の価値を重視した“スタンドアローン型”だった。だが、今後は新興国の勢力を見逃せない。先進国向けの商品をそのまま新興国で売るには単価が高すぎる。部品の調達、設計、生産など全ての項目で、新興国バリューに見合ったコスト革新が必要となる。片山社長は、「新興国で増えている年収1万j世帯をターゲットにした商品を開発し、販売を進める。ローカル人材の登用がカギ」と話す。4月1日付けで海外向けの商品を手がける部門を従来の2部門から5部門体制に整えた。
また、シャープは中期ビジョンのなかで“液晶ディスプレイ事業”と“環境・健康事業”に注力すると掲げている。
テレビ用の液晶パネルの需給バランスは、同社が当初予想したものでは11年1月頃から拮抗し始め、11年4月頃から供給過剰となる見込みだったが、片山社長は「新興国市場で予測以上に需要が拡大したことや、第6世代や第7世代の液晶パネルのラインで、生産品目をテレビ用からパソコン用にシフトしてきているため、11年1月以降も供給不足が続くと見ている」という。
テレビ用のパネルは、LEDテレビの販売が伸びているほか、3Dテレビ市場の拡大が見込まれることから高性能パネルの需要が高まる予想だ。シャープは3原色(R・G・B)の映像信号を4原色(R・G・B・Y)に変換する“4原色技術”と、世界初の光配向技術を採用した“UV2A技術”を持ち、省エネと高画質を両立するパネル技術がある。亀山第2工場では第8世代のパネル(マザーガラス)を09年1月には月産9万枚、同年8月以降は月産10万枚の体制を維持。09年10月から月産3万6000枚で稼動を開始した第10世代の堺工場では、10年5月に5万5000枚体制になっている。10年7月には7万2000枚体制が整う予定だ。
クアトロンを搭載した液晶テレビ「アクオス」も10年度中にグローバル展開する。米国と欧州では4月から販売を開始しており、TVコマーシャルも放映中だ。「国内では今夏頃発売する予定」(片山社長)だという。TVコマーシャルなどのプロモーション展開も進める。新興国市場へは順次拡大する見通しだ。クアトロン搭載モデルの生産台数は前年比1・7倍の780万台を目指す。液晶テレビは前年比1・5倍の1500万台を目指すことから、全体の約半数がクアトロン搭載モデルになる見込みだ。
中国における「アクオス」の取り扱い店舗数は、10年3月時点で約5200店。片山社長は、「取り扱い店舗を内陸部の地方都市にも広げ、10年12月には約1万店にしたい」という。販売モデル数も10年3月時点では24モデルだったが、10年10月には30モデル以上に拡大させる。
米国市場では、「大手流通の定番を確保した」(片山社長)と話す。クアトロン搭載商品は大型テレビ、大型3Dテレビにはじまり、映像編集現場、デジタルアーカイブ、医療分野、美術館など幅広い分野に広がりをみせている。
中小型液晶事業も市場の拡大によって高伸長が期待される。片山社長は、「スマートフォンや電子書籍などの新規市場が拡大し、ポータブルゲーム機は09年を底に需要が伸長している」と説明。中小型液晶でも高精細なタッチパネルや3D液晶への需要が増えているという。スマートフォンは、13年に携帯電話全体の約2割に拡大する見込み。シャープはマイクロソフトとの共同開発で、SNSを快適に使えるクラウドサービスに対応したスマートフォン「KIN」を欧米で展開。5月17日から販売を始めた。10年秋には欧州でもボーダフォンから販売する。
携帯電話事業は特に中国市場に力を入れる。08年6月に約300店だった販売店舗数は10年中に約1万店に広げる。販売ルートも専門展のほか量販店やキャリアショップでも取り扱う。「10年中に計35機種をラインアップする予定。3G市場にも参入し、中国以外の国も順次参入予定」(片山社長)だという。
また、シャープのモバイル機器向けの技術で、外販用としても注目を集めているのが、ハイビジョンの立体映像が撮影できるモバイル機器向けの3Dカメラモジュールと、2Dと3D表示の切り替えが可能なタッチパネル付きの3D液晶ディスプレイだ。3D対応のスマートフォンや携帯電話、デジタルカメラなどが用途として挙げられる。「いずれ大型の3Dテレビで自分が撮影した3D映像を見る時代が来る。3Dは“モバイルから大型へ”」(片山社長)―。3Dテレビのほかにモバイル機器も3Dに対応させることで、3D市場の裾野を広げるのが狙いだ。
健康・環境、太陽電池事業で09年に最も注目を集めたのはプラズマクラスター搭載商品だろう。05年11月に販売台数が1000万台の大台を超え、08年末には2000万台に。そして、10年には累計3000万台を突破する見込みだという。現在は100ヵ国以上で販売している。
LED照明事業では、部品点数を減らしてコストを下げたほか、商品数を増やした。同社が取扱っている分野は、街路灯・防犯灯、商業施設・オフィス・工場用照明、そして09年8月に参入したばかりの一般家庭用照明だ。海外でも規制が始まった白熱電球の置き換え需要に向けた取り組みを進めている。まずは欧米を皮切りに順次アジア圏にも参入する予定だ。
太陽電池市場は、08年度には5・5GW(ギガh)の市場だったが、10年度には2倍の10・5GW、12年度には16・9GWに伸びる見通し。太陽電池を用途別(産業用、住宅用、平地設置、独立電源)で比較すると、世界的にも平地設置(メガソーラー発電など)が大幅に伸長している。09年度は全体の約18%が平地設置だったが、12年には約33%に伸長する見込み。片山社長は「現在は結晶が主流だが、今後はメガソーラーに適した薄膜が核となる」と説明。10年3月に稼動を開始した堺の太陽電池工場では薄膜を生産中で、「堺から世界に向けて展開したい」(片山社長)と話した。結晶太陽電池の販売量08年度は400MW(メガh)未満だったが、10年度には900MWに伸長。一方の薄膜太陽電池は08年度は30MW程度だったが、10年度には08年度比約8・4倍の270MWを見込む。片山社長は、「太陽電池は新興国より先進国のほうに需要がある。スマートフォンも同様。やっとシャープが世界に打って出るときがきた」と自信を見せた。

片山社長
ソニーは、2010FIFAワールドカップ開幕に向けて、銀座・ソニービル全館をサッカー1色に装飾し、ソニーの3D、ネットワークを活用した新しいサッカーの楽しみ方や、サッカーを通したソニーの社会貢献活動を紹介する展示イベントを7月12日まで開催する。
ソニービルでは、ソニーのキャンペーンキャラクターのプロサッカー選手・内田篤人選手(鹿島アントラーズ所属)の巨大オブジェを立ち上げ、ビル壁面には6月19日開催の日本対オランダ戦のスーパーパブリックビューイングの告知などを掲げる。
3Dの展示コーナーでは、3月3日に行われたAFCアジアカップ2011カタール予選の日本対バーレーン戦を収録した、財団法人日本サッカー協会オフィシャルブルーレイディスク「PRIDE OF BLUE」(2010年発売予定/販売元:ソニーマーケティング)のトレーラー映像を3D対応のブラビアで上映し、同時に、ソニー製3Dカメラ/編集・制作機材/中継車などによる3D撮影作業を記録した映像(2D)も上映する。また、2010FIFAワールドカップ 25試合の3Dダイジェスト映像も順次上映する予定だ。来場者は、3Dコンテンツの撮影・制作風景、撮影した試合など、3Dに関わるさまざまなシーンを体験することができる。
ネットワークの展示コーナーでは、PlayStation Networkを介して、PlayStation3(PS3)のユーザー同士がアバター(自分の分身として作るキャラクター)を操り、コミュニケーションやゲームを楽しめるPlayStation(プレイステーション)Home(ホーム)上で、サッカーファン向けのコミュニケーションエリア「FevaArena(フィバアリーナ)」を体験することができる。
「FevaArena」では、迫力の32:9の大型スクリーンでオフィシャル FIFAパートナーならではのオリジナルコンテンツを上映しているほか、ソニー以外のオフィシャルパートナー企業や公式マスコット「Zakumi(ザクミ)」、南アフリカ観光局と共同の企画を展開している。
社会貢献活動のコーナーでは、カメルーン共和国とガーナ共和国でFIFAワールドカップ開催期間中に、ソニーが国連開発計画(UNDP)、国際協力機構(JICA)とともに展開する社会貢献活動「Public Viewing in Africa」の紹介や、アフリカの子どもたちに届けられる、耐久性に優れ、環境にも配慮した植物原料プラスチック素材のサッカーボール「Join the Team!」、世界中の人々に同活動を幅広く伝え、参加してもらうことを目的に立ち上げた「Earth F.C(アースエフシー)(F.C.:Football Clubの略)」(www.sony.net/earthfc/)の展示を行なう。
また、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪においても、3Dのサッカー映像体験やPlayStation Home内の「FevaArena」を体験することができる。
ソニーは「今後も、ソニーグループの製品やサービスを活用した新たなサッカー体験を提案していく」としている。

パイオニアは、3D映像伝送やiPhone/iPod touchでのコントロール、インターネットラジオなどさまざまな楽しみ方ができる7・1chハイクオリティAVマルチチャンネルアンプ「VSA―LX53」を7月上旬に発売する。価格は15万円。
新製品の「VSA―LX53」は、HDMIR(Ver. 1・4a with 3D、ARC)規格に対応しており、3D対応のテレビやブルーレイディスクプレーヤーと接続することで3D映像に対応したことが最大の特徴。また、従来はテレビのデジタル音声をAVアンプで聞く時には光ケーブルが必要だったが、ARC(オーディオリターンチャンネル)対応により、HDMIRケーブル1本でテレビ放送の音声のデジタル再生が可能だ。
多様なメディアへの対応と快適な視聴環境を実現するさまざまな機能を搭載していることにも注目したい。その1つがiPhone/iPod touchによる操作ができる技術「iControlAV」を搭載していることにある。iTunesのApp Storeから無償で入手可能なパイオニアオリジナルのアプリケーションソフト「iControlAV」をiphoneやiPod touchにインストールすると、無線LAN環境下で「VSA―LX53」の基本操作が可能になる。また、iphone/iPod touch本体の傾きやロール動作に連動する「BALANCE」や「EMPHASIS」といった操作も可能。そして内蔵のインターネットラジオ機能で、世界中の音楽を楽しめる。お気に入りの放送局を最大24局までリストに登録できる機能も搭載する。

VSA-LX53
三菱電機はこのほど、東京都千代田区で会見を開き、ハードディスク(HDD)とブルーレイディスク(BD)録画再生機の両方を内蔵した液晶テレビの新製品を7月2日から順次発売すると発表した。内蔵するHDDは500GB(ギガバイト)。もちろん、三菱電機ならではの、リモコンで画面の角度を調整する「オートターン」機能も搭載する。会見には、三菱電機の中村一幸副社長(リビング・デジタルメディア事業本部長)や京都製作所の阿部正浩所長らが出席し、商品の詳しい説明を行った。
新製品は、液晶テレビ「REAL」(リアル)のBHRシリーズ。サイズは、46型、40型、32型、26型の合計4サイズ。当初月産台数は46型が3000台、40型は6000台、32型は1万2000台、26型は8000台だ。
全サイズともに価格はオープンだが、店頭想定価格は46型「LCD―46BHR400」が35万円前後、40型「LCD―40BHR400」が25万円前後、32型「LCD―32BHR400」が17万円前後、26型「LCD―26BHR400」は14万円前後になる見通しだ。
会見に出席した中村一幸副社長は、「BHRシリーズは全体の販売台数の25%を超える数字になるだろう。30%を超える比率を目指したい」とコメント。
「BHRシリーズ」は、HDDとBD録画再生機が本体に内蔵されているのが最大のウリ。「1台でデジタル放送を“見る”“録る”“残す”ことができるオールインワンモデル」(中村一幸副社長)だ。市販のBDソフトやレンタルソフトの再生が可能だ。テレビとレコーダーとを接続する手間が必要なく、設置はテレビを置く場所だけですむのがうれしいところ。
BDの挿入場所は、テレビ画面の前面に配置し、「テレビとレコーダーの一体感を高めた」(阿部正浩所長)。
46型と40型の液晶パネルは、光沢処理を施した「DIAMOND Panel」(ダイヤモンドパネル)を採用。1920×1080で、バックライトはLEDだ。一方の32型と26型は1366×768のワイドXGA。
もちろん、三菱電機の十八番(オハコ)である画面が左右に動く「オートターン」機能も全てのモデルに搭載する。リモコンのボタン操作でテレビ画面が左右に振り向く角度は、46型と40型が左右それぞれに約20度ずつ、32型と26型は約30度ずつだ。液晶テレビは斜めから見ると、視野角の問題で色抜けして映像が見難いという現象があるが、この「オートターン」機能でテレビ画面の向きを変えれば、自分がわざわざ動く必要もなく、どこにいても正面のベストポジションで映像と音を楽しめる。
番組の録画方式は、圧縮効率の高いMPEG―4 AVC/H.264を採用。デジタル放送の映像圧縮データを圧縮せずに記録するDRモードと比べると、約8倍の長時間フルハイビジョン記録が可能だ。BD(片面2層:50GB)に約35時間フルハイビジョン映像を記録できる。
内蔵するHDDは、500GB(同社従来モデルは320GB)。AEモード(8倍録画)で記録すれば、フルハイビジョン映像は最大約360時間録画できる。記録型DVDにフルハイビジョン映像を記録するために策定されたAVCREC規格に対応しているため、DVD―R/―RW(片面1層、4・7GB)に最大3時間15分、DVD―R DL(片面2層、8・5GB)に最大約6時間までフルハイビジョン映像を記録できる。
付属のリモコンは、「よく使うボタンだけを表面にわかりやすく配置し、使用頻度が少ないボタン群はリモコン上部と下部のフラップ内に配置した2層構造にした」(阿部所長)。このリモコン1つで、録画予約や再生など、シンプルな操作手順で簡単に操作できる。
また、録画した番組を見るとき、忙しい現代人にとっては大変便利な機能が3つ搭載されている。
その1つが、「オートカットi」機能だ。内蔵HDDに予約録画した番組の番組部分、あるいはCM部分だけを自動で再生できる。「オートカットi」で録画した番組の番組部分あるいはCM部分だけをBDや記録用DVDに保存することも可能だ。
2つ目は、「見どころ再生」機能。内蔵HDDに予約録画したスポーツ番組や音楽番組の見どころだけを自動で再生できる機能だ。見どこを部分だけをBDや記録型DVDに保存することもできる。
3つ目は、「シーン検索」機能だ。内蔵HDDに予約録画した番組の再生中に、リモコンの「シーン検索」ボタンを押すと、番組が切り替わるところなどの場面(シーン)が表示される。見たい場面を選んで「決定」ボタンを押すと、選んだ場所から再生できる。
デジタルテレビ向けのネットワークサービス「アクトビラ」に対応しており、ブロードバンド回線に接続すると、生活に役立つ情報や豊富な映像コンテンツを楽しめる。もちろん全画面で迫力のあるハイビジョン映像を楽しめる「アクトビラ ビデオ・フル」に対応している。また、映画やドラマなどさまざまな映像コンテンツを内蔵HDDにダウンロードすることで、ダウンロードした映像コンテンツを視聴できる「アクトビラ ビデオ・ダウンロードレンタル」、BDや記録型DVDにダビングして楽しめる「アクトビラ ビデオ・ダウンロードセル」にも対応している。
46型と40型には、残像感の少ないクリアな映像を再現する「倍速ピクチャー」機能を搭載している。通常では毎秒60枚の画像フレームで構成される動画映像を、前後の画像フレームを瞬時に解析して補間フレームを挿入し、毎秒120枚の映像を表示する。
同じく46型と40型には、「なめらかピクチャー」機能を搭載する。映画フィルなど、1秒あたり24枚の映像を不均等なコマ数で60枚に割り当てた映像ソースから、元の24枚の映像を検出し、120枚の映像に再構成する。映画フィルムの動きを忠実に再現する「フィルムモード」となめらかな動きに補正する「なめらかモード」が選べる。
使う人に合わせた機能として注目したいのは、「おすすめ音量」と「おすすめ自動録画」機能だ。「おすすめ音量」は、番組やDVDソフトなど、コンテンツ全体の音量感を常に一定の範囲内に自動調整するもの。一方の「おすすめ自動録画」は、録画・再生などの履歴から、ユーザーの傾向や好みを解析し、その傾向や好みに合わせて番組を自動的に録画するというもの。
本体には、地上デジタルチューナーとBS・110度CSデジタルチューナーを2つずつ搭載している。2つのデジタル放送番組を同時に録画できる。
また、SDカードスロットとUSB端子を装備しているため、デジタルカメラなどで撮影した写真をテレビ画面で確認することも可能。AVCHD方式で記録したデジタルビデオカメラの映像も内蔵HDDにダビングすることで、再生はもちろん、BDや記録型DVDに再度ダビングすることもできる。TS入力端子もあるため、CATV用STBからの録画にも対応する。
省エネ性能も高めている。部屋の明るさと、設定した視聴者の年齢に合わせて最適な明るさにする「ECO画質モード」。無信号時や無操作時には自動で電源を落とす機能も搭載した。部屋の照明が消えると、TVの電源も落ちる機能もある。そして、「ECOメーター」と「ECOモニター」で、省エネ効果を画面上で確認できるようになっている。
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会見に出席した中村副社長は、「昨年度黒字化した液晶テレビ事業の黒字定着を図りたい」と意気込みを語る。また、今度の液晶事業については、「三菱電機は、今回のBHRシリーズのような内蔵型テレビなどに特化して展開していきたい。AVは家電の顔であり、三菱の顔となる。商品PRには、菊地桃子を起用して、力を入れていきたい」(同)と話す。
3D映像に対応したテレビについて、中村副社長は、「2010年夏以降、3Dレーザーテレビを発売する計画」とし、「レーザーは、大画面かつ高画質なため、家庭以外の用途にも展開する」という。3D液晶テレビも投入予定で、「3DでもHDD、BD内蔵型に特化したい」と説明。
3D技術は、「日米の社内連携を強化して、AV技術資産を活用して、国内AV新商品に搭載したい」(同)と語った。

三菱電機 中村一幸副社長(リビング・デジタルメディア事業本部長)

【大阪】パナソニックは9日、世界最大の152型をはじめ、103型、85型のフルHD・三次元(3D)対応プラズマディスプレイの受注を7月1日から開始すると発表した。今秋から日米を皮切りに市場投入し、グローバル展開する。
今回、受注を開始する業務用フルHD・3D対応PDP3機種は、会議やショールームでのディスプレイ用、医療教育や住宅のバーチャルリアリティー展示、大人数で楽しむための3Dゲームなどでの利用を想定。すでに民生用では実現している圧倒的な黒の再現力をはじめ、フル動画解像度を実現する『高速駆動技術』、さらに『二重像低減技術』などの独自技術をプロ仕様3Dディスプレイ向けに進化させた。
3機種とも新開発の『超・高速駆動技術』により、超大画面においても、クリアで高精細な3D映像表示を実現すると共に、新開発の『プロ仕様エンジン』を搭載することで、30ビット処理で色表現を従来比2倍に高めている。
特に、152型のディスプレイパネルは、人物が等身大で映るため、より忠実に再現でき、現実に近い映像が体感できる。高さ1・8b、横幅3・4b。50型テレビで約9面分の大きさになる。超高画質の2D表示はもとより、直視管では世界最大の画面でフルHD・3D高画質を提供する。

3D対応で世界最大の152型プラズマテレビ。価格は推定5000万円以上(兵庫県尼崎市のパナソニックプラズマディスプレイ社尼崎工場)

世界最大の152型と50型
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