
テレビ北海道 VMOが令和7年度 北海道総合通信局長表彰を受彰
テレビ北海道(TVh、札幌市)が開発し、マスター(主調整室業務のリモートオペレーションを可能にした「バーチャルマスターオペレーター VMO」が、北海道総合通信局より「令和7年度情報通信月間 北海道総合通信局長表彰」を受彰した。
表彰式は6月2日にホテルニューオータニイン札幌(札幌市中央区)にて開催される予定。同表彰は、6月の情報通信月間に合わせて、電波の有効活用や情報通信分野の発展に寄与した 技術・取組・団体 を、各地方の総合通信局が表彰するもの。
今回の受彰は、VMOがマスター監視業務の効率的運用を可能にしたこと、TVhがVMOの開発・普及に積極的に取り組んできたことに加え、放送ネットワーク全体の強靭化 への貢献が高く評価されたもの。
テレビ北海道では、VMO技術の普及に向け、放送局に加えリモートオペレーションを必要とする様々な分野での普及にも尽力するとしている。
バーチャルマスターオペレーターは、放送局のマスター主調整室業務をはじめ、ビル・工場・インフラ設備などの監視業務をリモート運用できるシステム。パソコン画面に各種監視ルームを忠実に再現し、実際の監視室にいるのと同様にリモートで監視・制御ができる。
既存設備を改修せずに低コストかつ迅速に導入でき、監視制御サーバーを設置することで複数拠点を同時に統合監視できる。
https://www.tv-hokkaido.co.jp/special/virtual-master/
またVMOの過去の受賞歴は以下の通り。
▽INTER BEE AWARD コンテンツ制作/放送 ・メディア(ハードウェア&ソフトウェア)部門「準グランプリ」受賞(2024)
▽映像情報メディア学会 進歩開発賞 (現場運用部門)受賞(2023)
▽民放連賞 技術部門「 最優秀 」受賞(2023)
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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