
TBSテレビ 公衆インターネット回線を活用した放送TS+PTPの長距離伝送・高精度伝送を実施
interop shownetは11日、Interop Tokyo 2025の展示会場内セミナーにおいて、「Media―Xが魅せた放送コンテンツ共有のミライ」を開催した。同セミナーは2部構成になっており、各テレビ局のIP化戦略などが語られた。司会は Media over IP 特別企画プロデューサーの榎戸真哉氏(ネットワンシステムズ)と同長谷川 幹人氏(Zabbix Japan LLC)。
TBSテレビ穴澤 毅氏は「公衆インターネット回線を活用した放送TS+PTPの長距離伝送・高精度伝送」を報告した。
TBSテレビでは放送TS+CLS信号のIP伝送については2021年から2022年にかけて導入実績があった(予備回線として導入/専用線)ものの、長距離伝送は試してみたかったが機会も予備機材もなかったという。BCPをきっかけに、自社放送エリアに縛られない長距離伝送を考えるようになったいう。実証実験はまだ実験中なので整理できてないと部分はあるが、意外と使えるなというのが個人的な感想とした。
今後は毎日放送とTBSだけでやっていても限定的であり、できれば仲間を募って大規模にやりたいと述べた。
(詳細は6月16日号3面に掲載)
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。