
読売テレビ、近畿情報通信協議会 会長表彰 クラウドを利用した生放送字幕付与システム
読売テレビが導入した、クラウドを利用した生放送番組の字幕付与システムが、6月2日、「電波の日・情報通信月間」で近畿情報通信協議会会長表彰を受けた。
放送機器メーカーであるエル・エス・アイ ジャパンと共同で構築した本システムは、放送に合わせてリアルタイムで速記入力された文字データを放送形式の字幕データに変換する部分をクラウド化したもので、字幕送出用設備を所有することなく生放送字幕を付与することが可能。放送形式に対応した生放送字幕をクラウドで生成・送出するのは全国初の取り組み。
昨年12月の『NNNストレイトニュース』で試験実施し、2025年度中には他の生放送番組にも対象を広げ、常時、本システムにて生放送字幕を付与する体制を整える予定。
クラウド化により、低コストで生放送字幕の付与を実現できることに加え、バックアップ体制を容易に構築することが可能となり、BCP体制の強化につながる。また、〝規模の小さな地方局では設備導入費の負担等のため生放送字幕の付与に着手しづらい〟という課題に対して、本システムを共同利用することにより生放送字幕付与番組の拡大も期待できるとしている。
(全文は6月20日号3面に掲載)
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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