朋栄・ VGI、関西放送機器展に共同出展発売~機能統合型ライブ制作ソリューションなどを紹介

朋栄(東京都渋谷区、清原克明社長)とビジュアル・グラフィックス(VGI、東京都渋谷区、清原康弘社長)は、来る2025年7月2日(水)・3日(木)の2日間開催される「第10回 関西放送機器展」(大阪南港ATCホール、主催:関西放送機器展実行委員会)に共同出展し、製品/ソリューションを展示する。主な出展製品は次の通り。
 【朋栄製品エリア】
 ▽機能統合型ライブ制作ソリューション 「FOR―A IMPULSE」
 幅広い朋栄製品の機能をソフトウェア化して共有プラットフォームに集約し、柔軟なシステム構築と運用を実現するソフトウェアベース機能統合型ライブ制作ソリューション。ソフトウェア化した機能はNodeと定義され、これらのNodeを繋ぎ合わせることで、処理パイプラインを構築し、柔軟かつ自由度の高いシステムと運用を実現する。
 導入時は必要最低限のNodeで構築し、拡張が必要になった際には期間限定でNodeを追加、不要になれば縮小するなど、スケーラビリティの高い運用が可能。その時々の運用や必要性に応じて機器/機能/人的リソースを効率的に活用できるため、手間と時間を削減し、高いコストパフォーマンスを実現する。
 また、バックアップやメンテナンスに必要な機材を一本化することで、技術者の負担軽減にも貢献。直感的に操作できるFOR―A IMPULSEシステムは、高度な専門知識がなくても運用可能。ライセンス管理やサービスサポートなど、安定した運用を支えるサポート体制も充実している。
 ▽ビデオスイッチャー「HVS―Q12」
 12G―SDI、NDI、Danteオーディオ対応の新ビデオスイッチャー HVS―Q12。HDで60入力32出力(HDMI2系統を含む)まで拡張可能、イベントメモリーやシーケンス、マクロ、ユーザーボタン、外部制御用GPIなど、これまでのHANABIシリーズで定評ある機能を継承しつつ、HDR/SDR変換やアップ/ダウンコンバーター、内蔵マルチビューワーなどの機能拡張にも対応。さらに、Web―GUIは、これまでのHVSシリーズを継承しながら操作性を改善するとともにデザインを刷新。より直感的な操作が可能。
 【ビジュアル・グラフィックス(VGI)関連エリア】
 ▽SaaS型メディアマネージメントサービス「VGI Mass」
 プロダクション・ポストプロダクションや放送局をはじめ、さまざまな用途で映像制作や活用を行う企業やコンテンツホルダーなど、幅広いユーザーに向けて映像制作に最適化したアセットマネージメントとコラボレーション機能、ファイル共有サービスをSaaSプラットフォームで実現。
 ▽クラウドストレージサービス「Wasabi」
 圧倒的な低価格とハイパフォーマンスを両立したクラウドオブジェクトストレージ「Wasabi」。Amazon S3 と互換性があり、高い信頼性とセキュリティを確保。データバックアップ&リカバリーやアーカイブといった活用方法はもちろん、書き込み・読み込み速度も高速性を活かし、動画編集のクラウド対応プライマリーストレージとして利用することが可能。使い慣れた映像制作アプリケーションとのクラウドシステムインテグレーションが可能。
 ▽共有用編集ストレージ「EditShare」
 全世界で4500システムを超えるEditShare EFS Storageに、さらなるパワー、スピード、そして比類なきパフォーマンスと圧倒的なコストパフォーマンスを両立した〝Ultimate EFS〟シリーズが登場。より最適化された高い帯域幅を持ち、TCP/IP 負荷をすべてのNodeに負荷分散。汎用NAS とは異なる、真のプロダクションサーバー。
(全文は6月27日号3面に掲載)