
NHK 大河ドラマ「べらぼう」に天明狂歌のスター大田南畝が登場! 桐谷健太が役への思いを語る
「自分なりの南畝としての詠み方をいい感じでやれていると思います」
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に、第20回(5月25日放送)から登場する大田南畝。幕臣でありながら江戸随一の文化人であり、天明狂歌のスターとして知られている南畝は、牛込の御徒組屋敷で生まれ育った。十代のときに出した狂詩集『寝惚先生文集』で一躍その名をとどろかせ、その後「四方赤良」という狂名で、天明狂歌を牽引する存在となる。批評家、戯作者など、多彩な一面も持ち合わせ、蔦重(横浜流星)とは、南畝が書いた黄表紙評判記『菊寿草』をきっかけに、交流がスタートする。
無類の酒好きでもある大田南畝を演じる桐谷健太のコメントが届いた。
――収録はどんな雰囲気ですか?
南畝は、とっても明るい人なので、自分もすごく楽しくやってます。 収録の日は、なぜかみんな拍手して終わったりして(笑)。そういうのも、うれしいですよね。
――狂歌のせりふ回しは独特ですね
南畝は、すごく言葉遊びをしていた方なので、それに音を合わせて言ってみたり、自分なりにやっているんですけど、せりふの一つひとつが頭に残るというか、こびりつくというか。どういう詠み方を、歌い方をしていたか実際に分かる人はもういないので、感覚とその場の空気感で、自分なりの南畝としての詠み方をいい感じでやれていると思います。
――初登場に向けて視聴者へメッセージをお願いします
激動の時代に「めでたいめでたい」と言いながら、世の中を明るくしようとした南畝の生きざまを微笑ましく見ていただけたらうれしいです。
■番組情報
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
第20回「寝惚けて候」
【放送】5月25日(日)
[総合]午後8:00
[BS]午後6:00/[BSP4K]午後0:15/[BSP4K]午後6:00(再)
蔦重(横浜流星)は『菊寿草』で自身の本を高く評価され、須原屋(里見浩太朗)と大田南畝(桐谷健太)を訪ねる。蔦重は南畝から今江戸で人気の狂歌の会への誘いを受ける。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当