[NHK]よるドラ最新作『あおぞらビール』第1週完成披露試写会見に主演・窪塚愛流らが登場

青空の下でキャンプ飯とビールを楽しむ青春アウトドア・ドラマ

 

NHKはこのほど、総合で今月16日に放送が始まる夜ドラ『あおぞらビール』(全32話)の第1週完成披露試写会見を東京・渋谷の放送センターで開いた。会見には、主人公・森川行男役を演じる窪塚愛流をはじめ、共演者の藤岡真威人、豊嶋花、南出凌嘉、佐藤江梨子が登壇した(写真左から:南出凌嘉、藤岡真威人、窪塚愛流、豊嶋花、佐藤江梨子)

 

本作は、作家・森沢明夫氏の〝青春野遊びエッセイ集〟「あおぞらビール」と続編の「ゆうぞらビール」から、ユニークな登場人物やエピソードを引用しつつ、キャンプや郷土料理、そこに脚本家・森ハヤシ氏によるオリジナルキャラクターを交えて制作された青春アウトドア・ドラマ。

 

窪塚が演じる森川行男は「人生の豊かさは大自然の中、青空の下でキンキンに冷えたビールを飲んだ回数で決まる」がモットーの大学4年生。就職活動から早々に離脱し、毎週のように森や川でキャンプをマイペースで楽しんでいる。藤岡は就活に苦戦している森川の同級生・八木拓馬、南出は森川の友達の後輩でボンボンの松宮一朗太、豊嶋は大学の授業に全出席するしっかり者の三条弥生、そして佐藤はキャンプ歴5年のソロキャンパー・大山千晶をそれぞれ演じる。

 

会見で窪塚は「撮影に入る前は、主演として何ができるかなと硬くなっていましたが、考えるんじゃなくて、感じたまま動くのが森川なのかなと思いました。まだ撮影が続いていて、手探りですけど毎日が楽しいです」とあいさつした。本作がNHKでの初主演作となるが、「そもそもあまりテレビを観る家庭ではなくて、ドラマにもあまりふれる機会がありませんでした。なので、最初はちょっと地に足がついていない感じでしたが、今は自分そのままで森川を演じようと思っています」と演技への取り組みについて語った。

 

窪塚愛流

 

ドラマでは毎回、山あり川ありの大自然の中、登場人物たちが自分たちで考えた手作りのキャンプを楽しむ姿が描かれる。撮影で大変だったことを聞かれた窪塚は「ボートに乗って川下りをする場面がまず大変でした。撮影現場に行くまでがそもそも大変で…。一人では絶対にできないですけど、キャスト、スタッフ皆で支え合ったから撮影できたんだと思っています。仕事でも生きることでも、支え合うことが一番大事なんじゃないかと思っているので、皆さんには本当に感謝しています」と力を込めた。

 

藤岡は本作について「いい意味で頭を使わないドラマです。自分で観ていても面白いと思いました。普段ドラマを観ない人にも自信を持ってお勧めできます。放送が楽しみです」とアピールした。

 

子役時代から数えて10年以上のキャリアを持つ南出は「こういう明るい役は初めてで、この役をどう演じるのか観てみたいと言われていました。僕ら出演者が楽しめば観てくださる方たちも楽しくなるのかなって。役者としても人間としてもそういうことに気づけた作品になりました」と微笑んだ。

 

豊嶋は第1週を観て「3人の楽しそうな姿を観て純粋にいいなと思いました。キャンプで作る料理も全部美味しそうだし、実話が盛り込まれているところが面白いですね。こんなに明るくて、楽しくて、和やかな現場は初めてです」と感想を交えて撮影現場の雰囲気を報告した。

 

本作のレギュラー出演者の中ではベテランに入る佐藤は「皆さん若くてキラキラしているし、笑いが絶えない現場で、私もキュンキュンしています。スマートフォンで撮影しているので、スタッフと俳優の距離が近いから、こういう、いい雰囲気のドラマになっているのかなと思います」と話していた。

 

作品概要
夜ドラ『あおぞらビール』(全32話)
【放送予定】6月16日スタート 総合/毎週月~木曜 午後10:45~11:00
【原作】森沢明夫「あおぞらビール」「ゆうぞらビール」(双葉文庫)
【脚本】森ハヤシ
【音楽】ニック・ウッド
【主題歌】上野大樹「あおぞら」
【出演】窪塚愛流、藤岡真威人、豊嶋花、南出凌嘉、佐藤江梨子 ほか