【会場レポート】CRI・ミドルウエア、「人とくるまのテクノロジー展 2025」へ出展

 CRI・ミドルウエア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 押見 正雄)は、2025年5月21日(水)~5月23日(金)までパシフィコ横浜 展示会場(ホールA/B/C)で開催中の「人と車のテクノロジー展 2025」へ出展した。

 当社は、主にゲーム事業で培ってきた「独自の高度な音声」と「映像の処理技術」でデジタルコンテンツのソリューション「CRIWARE」を提供してきた。今回の展示では、CRIWARE for Mobility全般に関してのデモのほか、関係各社との連携により展開中のさまざまな取り組みを紹介。また車載オーディオ向けの音響ソリューションを展示した。

 ブースでは、「CRI Glassco」×「CRI ADX Automotive」で実現する音と映像の統合コックピットとUnityで製作されたドライブシミュレーターを組み合わせた次世代ドライブ体験デモが目を引いていた。
「CRI Glassco」は、SDV / OTAを先取るHMI制作をこれひとつで、ハイクオリティなデザインとコンパクトな実装を両立させることができる。HMI開発ツール「CockpitStudio」では、PoCの段階から実車と変わらない精度のハイクオリティなデザイン制作が可能。グラフィックランタイムの「GlasscoEngine」では、HW特性に合わせた最適化とインターフェイスAPIだけを用いたコンパクトな実装を実現する。
 「CRI ADX Automotive」は、次世代の車載サウンドを先行開発から量産までサーポートし高度なインタクラティブサウンドをオーサリングツールで実現。サウンドデータオーサリングツール「Atom Craft」を使用し、USB接続の実機スピーカーで音色や振る舞いを含めたサウンドデータをリアルタイムでプレビューしながらデザインができる。サウンドエンジン「CRI ADX Automotive」を組込み、デザイン通りの実装が可能だ。

 また次世代ドライブ体験デモでは、コトバが不要な感性ナビゲーションを体験。音響定位技術をカーナビ音声に応用し、視線移動を伴わずに非言語かつ直感的に経路案内を把握可能としたユーザーインターフェースを実現。具体的には①音の方向で右左折を、②音の回数で距離を、③音階を変えて曲がる順番を表現した。