【速報:会場レポート】アンリツ、世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2025」に出展

 アンリツ(本社、神奈川県厚木市、代表取締役 社長 グループCEO 濱田 宏一)は、6月10日~13日まで東京ビッグサイト東1~8ホールで開催中の世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2025」に出展した。
「FOOMA JAPAN」は、食品機械・装置および関連機器の最先端テクノロジー、製品、サービスを紹介する国際的な展示会。今年のテーマは、“ Touch FOOMA , Taste the Future ”。食品製造プロセスにおける21カテゴリー1ゾーンに約1,000社が集結した。

アンリツブースでは、新製品であるX線検査機 XR76シリーズを初展示した。XR76 シリーズは、XR75 シリーズの後継最新機種。今年4月より発売している。

◇従来機種からの改良ポイントは4つ。
①誤検出低減による歩留りの向上。
・検出性能の向上により。要求される感度に対して余裕をもった検出リミット値を設定することが可能となった。これにより、誤検出を大幅低減し歩留りを向上することができる。また再検査の手間を減らすことにもつながり、フードロス削減にも貢献するという。
②従来比で最大3ランクの検出感度向
・新開発の高性能X線センサを採用し、X線画像の解像度を大幅に向上。従来検出が難しかった微細な金属異物や密度が低い異物も、高精度に検出が可能。テストピース換算で最大3ランクの感度向上を実現。
③直感操作性の向上
・画面デザインとユーザーインターフェースを刷新し、ピンチイン/アウトによる縮小/拡大や、異物部分をダブルタップで拡大表示など、直感的に操作が可能となった。工場内では手袋を着用しての作業が多いが、手袋をしたままでも操作性が落ちることはなし。
④「簡単登録」モードで手動調整が不要に
・感度重視・安定重視など、目的に合わせた自動感度設定が可能となった。感度調整が必要な場合には、1クリック調整ボタンを押すだけで自動調整ができる。

※画像左:XR76シリーズ 画像右:XR75 シリーズ




来場者が改良ポイントを体験できるよう、新機種XR76 シリーズとXR75 シリーズを並べて展示。ブース前面の2か所へ配置、多くの来場者からも注目を浴びていた。
担当者は、国内工場向けへの提案はもちろんのこと、海外工場も視野に提案をしていきたい、と話した。