アンリツ、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)に賛同し「TNFD Adopter」に登録

 アンリツ(社長 濱田 宏一)は、2025年5月、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下TNFD)の趣旨に賛同し、TNFD提言に沿った情報開示を表明するTNFD Adopterに登録しましたと発表した。
TNFD提言に沿った自然関連の情報開示を2025年度に開始し、順次対応範囲を拡大していく予定です。

アンリツは、製品の材料となる鉱物資源、製品製造、事業活動に欠かせないエネルギーや水の供給、土地利用等において自然に依存するとともに、大気の安定や水質・土壌の浄化機能に支えられていると認識しています。
私たちは、これまでもエネルギー消費の削減や化学物質の適切な管理、廃棄物削減等を通じた生物多様性保全を行ってきました。今後はこれに加えて、アンリツの事業が生物多様性上重要な地域と接点をもっているのか、自然への依存やインパクトがどの程度か等を地域ベースで把握し、それらを事業上のリスクや機会の重要性において評価します。そのうえで管理や対策の目標を設定し、事業が自然に与えるインパクトをプラスに転じる取り組みを促進していきます。
これらの情報を開示することによりステークホルダーとの信頼関係を強化し、持続的な企業価値向上に努めてまいります。

なお、2024年10月に行われたCOP16(生物多様性条約第16回締結国会議)以降、新規にTNFD Adopterに登録した企業・組織等は、本年11月にブラジルで開催されるCOP30(国連気候変動枠組条約第30回締結国会議)において正式に公表されます。