ミライト・ワン 「国際ホテル・レストランショー」に出展

 ミライト・ワンは「国際ホテルショーHCJ展」に出展する。主な出展概要は次の通り。
 ①ICTソリューション=▽Wi―Fi/PBX・客室電話機/監視カメラ/インターネット/IP―TV/CCTV/AV設備/入退出管理(客室、従業員)/デジタルサイネージ▽ホテル情報管理/連携システム(PMS・BAS・BEMS)②DXソリューション=▽客室情報端末「eeTaB*」(ルームサービス/レストラン予約/ランドリー予約/フロント連絡/お土産購入。
 具体的には、ホテルの増大する通信環境を光ファイバーで客室までスマートインフラ化する「FTTR」(ファイバー・トゥー・ザ・ルーム)を展示紹介する。コンテンツ配信や情報提供を行うサイネージやIPTVなどのさらなる高度化・多様化や〝お客さま〟の持ち込むデバイスの大容量・高速化などホテル内の通信データ量増大に備え、ホテルの付加価値向上や顧客満足を実現するため、将来を見据えたインフラ整備は不可欠だ。ミライト・ワンは、「FTTR」(ファイバー・トゥー・ザ・ルーム)を設計から施工、保守までのフルバリューソリューションにて日本全国エリアを対象にワンストップで提供する。
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 「Cambium Networks」(キャンビウム・ネットワークス)は、快適な客室インターネットを提供するライセンス無料のクラウドWi―Fi。特長は▽初期導入費はアクセスポイント機器費のみ(クラウドライセンスが無料、取付金具も付属)▽グラフィカルなクラウド管理画面(設定時間は約10分、誰でも簡単で特別な知識もいらない)▽無線専業メーカーのWi―Fi(メジャーなWi―Fiと同等サービスを提供、高いWi―Fi信頼性と継続的な開発)―など。
 宿泊施設の次世代標準へ。客室DXサービス「ee―TaB*」(イータブ・プラス)は、毎年多くの旅館・ホテルにおいて導入が進んでおり、累計導入1万台以上となっている。保守・サポート体制も充実。設置や実地レクチャなど導入後の活用を支援する。コールセンターや故障対応なども充実している。様々な連携サービスを追加。ユーザーの要望に応じ、カスタマイズ可能。またオプションも拡充した。オプションは客室コントロール、混雑状況表示、ランドリー利用状況、オーダーシステム、清掃管理システム、電子書籍、内線通信などを取り揃えた。
 レストランやバックヤードの負荷を大きく改善する【ホテルDX】電子棚札ソリューションも展示紹介する。電子棚札とは、「商品棚に掲示される値札を従来の紙からデジタル化したもの」のこと。価格表示はもちろん、 電子掲示板としてさまざまな情報の表示管理ができるため、人手不足に悩むホテル業において、「レストラン」と「バックヤード」をDXできるソリューションとして注目を集めている。
 店舗における電子棚札の活用シーンでは、レストランで▽メニューや価格変更の自動化で、従業員の負担軽減と省人化を実現▽来店客に商品の産地やレビューなどの付加価値を提示する。売り場では▽ピッキングの効率化▽在庫管理の効率化―に役立つ。
 電子棚札はホテル業のメニューや値札、在庫管理以外にも、さまざまな業界や用途で活用が進んでいる。例えば、小売業の値札や在庫管理に、物流センターでは表示板として、他にもテレワーク時のホテリング(在席管理)などにも利用されている。街づくりにとって重要な要素である店舗や工場、オフィスでの働き方DX、そして暮らしのDXにつながる商材となる。
 エレベーター連携が可能なロボットシリーズのうち、清掃ロボットの特長は▽1台で4機能搭載▽壁際ゼロ㌢㍍まで清掃▽優れた障害物回避▽アプリによる遠隔管理。配膳ロボットの特長は▽大型トレー4段格納▽ラック幅変更可能▽サイネージ搭載▽衛生的な全面カバー。
 ブース・5―G15

2月3日(月)付け4面に掲載

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。