危機管理産業展に出展 manisonias 水難救助用ドローン「SAKURA」

 manisonias(マニソニアス、福島県田村市、橋本綾子代表取締役)は、「危機管理産業展(RISCON TOKYO 2025)」に出展し、水難救助用ドローン「SAKURA」などをを展示した。
 1分で現場に駆けつける〝空のライフセーバー〟水難救助用ドローン「SAKURA」は、海難事故・水難事故等に特化した溺者捜索・救助ドローン。水難現場において、浮環の自動投下や音声誘導を可能にする高性能レスキュードローンとなっている。フライト航続可能時間は40分。フライト可能風速は10m/s。
 主な特長は次の通り。
 ①赤外線サーマルカメラの搭載=サーマルカメラでより迅速で正確な要救助者の捜索につなげる②スマートコントローラを採用=視覚的に操作しやすいため、導入を容易にする③水上着水
可能なフロート=緊急時は救助ツールとして活用することができる④4セル搭載可能な投下装置=投下するツールを4つまでポットに搭載することができる。
 「ポットから投下されると自動的にパラシュートが開きます。シーマーカーは着水すると発色し海流を可視化します。自動膨張浮輪を投下装置に搭載することも可能です」(同社)。
 なお、令和6年度「神奈川県ロボット実証実験公募」で海難事故・水難事故等に特化した溺者捜索・救助ドローン開発として採択され、令和7年2月、神奈川県鎌倉市材木座海岸にて実証実験を実施した。令和7年度「神奈川県重点プロジェクト」に採択された。

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。