![](https://www.dempa-times.co.jp/wp-content/uploads/2023/12/地デジによる防災情報の伝達(アトラクター)-scaled.jpg)
Inter BEE 2023 アトラクター
アトラクターは、「地上デジタル放送波による防災情報の伝達」を構造計画研究所と共同で展示紹介した。
両社は、テレビの放送電波とスマートフォンの無線通信を組み合わせた災害情報伝達システムを構築。地デジの放送波(テレビの電波)にIPデータを載せて配信する「ナローキャスト放送」と「スマホdeリレー」を連携して、携帯電話網やインターネットなどの通信が途絶した場合でも情報を通知できる新しいしくみだ。自治体との防災情報連携により、住民一人ひとりの手元に防災行政無線等の音声や文字メッセージを配信きるシステムの開発に取り組んでいる。
主な特長は▽IPDC(放送や通信にIPパケットを載せて、各種デバイス端末へ一斉同報でマルチメディアファイルのデータ伝送を行う技術)を用い、地デジ放送波に防災情報を重畳▽屋内外や移動体向けにリアルタイムな情報発信▽災害時に発生しやすい輻輳問題から解放▽画像や音声(リアルタイム含む)など多様なメディアの発報に対応▽アンサーバック機能により受信者からの情報伝達が可能。
ナローキャスト放送は、放送波で情報を伝達出来る新しい放送の概念。
写真は 地デジによる防災情報の伝達
(全文は12月13日付4面に掲載)
投稿者プロフィール
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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