コイケ/Kramer 多様化するAV over IPのニーズに応える JPEGエンコード対応新機種を投入
コイケが認定ディストリビューターを務めるイスラエルKramer Electronics社は、様々な製品群で多様化するユーザーのAV over IPのニーズに応えている。
メインのIP伝送器「KDSシリーズ」は、SDVoE、JPEG、H.264/H.265の3つにコーデックに対応する豊富なラインナップを揃えているのが特徴となっている。
このうち、メインストリームであるJPEGエンコードモデルでは「KDS―17」をリリースした。既存機種の「KDS―7」の上位機種となる。KDS―7の解像度は4K60 4:2:0に対応し、マルチキャスト接続を利用し最大999組のマトリックス接続が可能。ビデオウォールモードを装備し、最大16×16のビデオウォールを構築できる。一方、KDS―17は、従来機能を継承しつつ、解像度は4K60 4:4:4に対応する。インターフェースには新たにSPF+端子を装備、光伝送にも対応している。また、暗号化機能もAES128からAES256にグレードアップ。さらに、スイッチングは1s以下、レイテンシは1フレーム以下と、超低遅延も大きなポイントとなっている。
KDS―7は、オートスイッチング機能およびビデオウォール機能などを搭載し、2入力/3入力対応オートスイッチャー付きエンコーダー「KDS―SW2―EN7/KDS―SW3―EN7」や、ウォールプレート型エンコーダー/デコーダーなど派生製品もラインアップし、多様なニーズに対応している。KDS―17も同様に派生製品をリリースする可能性もある。KDS―7/17シリーズで、ボリュームゾーンであるJPEG系のニーズをカバーしていく考えだ。(全文は3月18日号3面に掲載)
投稿者プロフィール
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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