APN IOWN1.0を用いた生放送の実現イメージ

NTT東日本 世界初のAPN IOWN1.0生放送

東日本電信電話(NTT東日本、東京都新宿区、澁谷直樹社長、)は、2023年12月31日から2024年1月1日にかけて、東京都渋谷区のBunkamuraオーチャードホールで開催される「東急ジルベスターコンサート2023―2024」において、IOWNにおけるオール・フォトニクス・ネットワーク(APN)を実現するNTT東日本の次世代通信サービス、APN IOWN1.0を用いてコンサート会場と放送局をつなぎ、リアルタイムで中継伝送した映像を、地上波・BS(HD/4K)放送で生放送する取り組みを実施すると発表した。APNを活用した地上波・BS(HD/4K)放送での生放送は、世界初の試みになるという。
今回「東急ジルベスターコンサート2023-2024」にて実施する生中継は、渋谷区Bunkamuraオーチャードホールにて、複数の4Kカメラにて撮影した映像を編集した後、ネットワークを介して当該信号等を伝送する際の業界標準規格の一つであるSMPTE ST 2110準拠の形式へと非圧縮のまま変換し、APN IOWN1・0を用いて港区六本木にあるテレビ東京までリアルタイムに中継伝送する。そして、その伝送された非圧縮映像信号を用い、テレビ東京・BSテレビ東京にて生放送するもの。(全文は12月11日号3面に掲載)

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。