パナソニック コネクト 米NABショー出展レポート

パナソニック コネクトは、2023年4月15日から19日(現地時間)まで、米国ラスベガスで開催された国際放送機器展「2023 NAB(National Associations of Broadcasters)Show」に出展した。同社のブース概要、主な出展製品、さらに今回の手応えなどをプロAV商品企画部 シニアマネージャー 井端勇介氏に聞いた。パナソニック コネクトのブースは、例年と同様にセントラルホールに出展した。NAB全体の来場者数は前年比で約25%増加していたが、同社ブースの来場者に関しても“体感的”には同じような傾向という。「(井端氏は)コロナ前の2018~2019のNAB参加者と比べて、今年は数字的にはそこまで届いてはいませんが、反面、数多くのお客様が弊社の各ブースに長い間留まって、熱心に話を聞いてくださっていた、大変ご関心を持ってご来場いただけていたのではないかと思います。 ハードウェアへのご興味は従来通り高かったのですが、特に、クラウドであったり、アプリケーションに対してご興味をお持ちのお客様増えてきていると感じました」と語る。 パナソニックブースは大きく4つに分かれており、最も目立つ部分には「PTZ Arch」のエリアを設けている。今年で発売15周年を迎えるリモートカメラ(PTZカメラ)は世界でも高いシェアを築いている。様々な用途に対応する幅広いラインナップを展示、加えて新製品のフラッグシップモデル「AW―UE160W/K」や4K60pの高画質映像での撮影が可能な屋外対応リモートカメラ「AW―UR100」に加えて、IP対応の新コンパクトライブスイッチャー「AV―HSW10」も紹介。  「小型スイッチャーについては特に好評でした。小規模のスイッチャーは他社も含めて色々出てきてはいますが、我々は従来から放送局のお客様向けの品質を確保しつつ、現場のニーズに対応してきた長い歴史があります。お客様からもこういった品質や機能における信頼性について、過去からの積み重ねをご理解頂いており、同商品においても市場からの強い期待値・評価をいただいていることを実感しております」(井端氏)。(全文は6月30日付け2面に掲載)