
電気通信番号の6年度使用状況を公表 総務省、固定番号、IP番号共に減少
総務省は、電気通信事業報告規則(昭和63年郵政省令第46号)第8条により電気通信事業者から報告を受けた令和6年度の電気通信番号に関する使用状況について、同令第10条に基づき取りまとめた結果を公表した。併せて、令和6年8月30日に公表した「電気通信番号に関する使用状況の公表(令和5年度)」についても、事業者からの修正報告等を踏まえた修正資料を公表した。
主な電気通信番号の使用数は、令和6年度末(令和7年3月31日)時点で、▽固定電話用の0AB~J番号:約5233万番号(約153万番号減)▽IP電話用の050番号:約846万番号(約127万番号減)▽携帯電話用の070/080/090番号:約18835万番号(約52万番号増)だった。
また令和6年度(令和6年4月1日~令和7年3月31日)の携帯電話の番号ポータビリティの実施状況は約1056万番号(約146万番号増)、固定電話の番号ポータビリティの実施状況は約229万番号だった(令和7年1月以降、固定電話番号を使用したサービスを提供する全ての事業者間での双方向番号ポータビリティが原則可能となったため、今年度より公表対象)。
主なポイントとして、固定電話用の0AB~J番号の使用数は、令和5年度末から令和6年度末までで約153万番号の減少(約2・8%減)で減少傾向が続いている。
IP電話用の050番号の使用数は、令和5年度末から令和6年度末までで約127万番号の減少(約13・1%減)で、5年ぶりの減少となった。
携帯電話用の070/080/090番号の使用数は、令和5年度末から令和6年度末までで約52万番号の増加(約0・3%増)で、5年連続で増加傾向が続いている。
携帯電話の番号ポータビリティの実施状況については、令和5年度末から令和6年度末までで約146万番号の増加で、調査開始時(平成18年)からの番号ポータビリティの実施総合計が1億番号を超えたとしている。
電気通信番号に関する使用状況とは、総務省から電気通信事業者に対して指定した番号について、電気通信事業者が加入者に実際に提供している番号の状況のことを指す。
「電気通信番号に関する使用状況の公表(令和5年度)」について、事業者からの修正報告等を踏まえ、電話番号使用数の増減数等を修正した資料は次のQRコードで確認できる。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban06_02000129.html
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