2025年4月25日(7803号)
コニカミノルタジャパンは、学校教育向けソリューション「トモリンクス」の「先生×AIアシスト」サービスにおいて、AIを搭載したデジタル学習教材などを提供するすららネット社のデジタルドリルと連携し、2025年度中に両社のAIを組み合わせた新しい学習支援の仕組みを開始する。初等中等教育における公教育市場において、AIを搭載したデジタルドリル同士の連携は国内で初めて▼これまで以上に子どもたち一人ひとりの力を引き出す個別最適な学びの実現を目指すこと。現在の学校教育現場においては、子どもたちの学習環境や学習習熟度の多様化が進んでおり、誰一人取り残すことのない個別最適な学びをどう実現するか、ということが共通の課題となっている。文部科学省はAIやデータを活用した学びの支援や、教育DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速を重要な施策としている▼生成AIの普及により、教育現場においてAIが求められる役割は、一人ひとりの学習ペースや習熟度に合った教材を提示することだけでなく、授業支援やつまずきの可視化、学習の伴走など、より高度で柔軟な活用にまで及んでいる▼コニカミノルタジャパンは、デジタル教材や学習分析、教育データ活用における「AI×AIの連携」という新たなアプローチを行うことで、学習者一人ひとりに合った学びをより的確かつ柔軟に提供する考え。昭和世代は紙の学習ドリルで勉強していた。デジタルドリル自体イメージできないがICTの力で学習が向上したら良いことだ。(T)