
航空機操縦士ら23名が受賞 国交省、『空の日』航空関係功労者大臣表彰
国土交通省は、9月20日の『空の日』にちなみ、9月24日(水)午前11時30分から東京都千代田区霞が関の中央合同庁舎3号館10階・同省共用大会議室で、令和7年(第73回)『空の日』航空関係功労者大臣表彰式を挙行した。航空関係事業に多年精励し、功績顕著な人たちが表彰されたもので、受賞者は航空操縦士7名、客室乗務員6名、運航管理者2名、航空整備士8名、の計23名。
今回の大臣表彰式では、水嶋智次官が大臣式辞を代読し「航空輸送は、国内・国際線ともに、観光やビジネスを始め、地域経済や国際交流を支える重要な社会基盤。これもひとえに受賞者はじめ関係者の尽力により、航空に対する信頼が築かれてきた賜物。本年は、乗員・乗客550名の尊い命が失われた日本航空123便墜落事故から40年の節目の年。航空行政を所管する国土交通大臣として理想の安全確保の重要性を再確認するとともに、二度とこのような痛ましい事故を起こしてはならないとの強い決意を新たにしている。本日、表彰を受けられる皆様におかれても一層の緊張感を持って航空輸送の安全確保に取組み、航空が広く国民に親しまれる交通機関として一層の発展を遂げられることを期待している」などと述べた。
令和7年『空の日』航空関係功労者大臣表彰者は次の通りである。
【多年にわたり航空機乗務員(航空操縦士)として安全運航に努めた】
▽辰野午郎(58)(全日本空輸フライトオペレーションセンター品質企画部部長/神奈川県大和市)▽森尚志(58)(全日本空輸フライトオペレーションセンター訓練業務部付部長/東京都大田区)▽廣田佳昭(58)(全日本空輸フライトオペレーションセンター副センター長/東京都世田谷区)▽松本竜幸(58)(全日本空輸フライトオペレーションセンター先任機長室主幹/東京都世田谷区)▽堤淳(58)(全日本空輸安全推進センター副センター長/東京都世田谷区)▽髙橋愼(64)(エアロトヨタ運航統括部西日本運航部中国乗員グループ/広島県広島市安佐南区)▽安藤尚敏(63)(エアロトヨタ運航統括部旅客運航部ヘリコプター乗員グループ/千葉県松戸市)
【多年にわたり航空機乗組員(客室乗務員)として業務に精励した】
▽能智史枝(55)(全日本空輸客室センター客室乗務三部部長/東京都港区)▽清水美紀(54)(全日本空輸客室センター客室乗務一部副部長/東京都大田区)▽磯村悦子(52)(全日本空輸客室センター客室乗務三部副部長/東京都世田谷区)▽榊原菜々(55)(全日本空輸客室センター客室乗務二部乗務第四課リーダー/千葉県千葉市稲毛区)▽申紅徳(54)(全日本空輸客室センター客室乗務一部客室乗務二課リーダー/東京都豊島区)▽長南美友生(52)(全日本空輸客室センター客室乗務三部乗務第九課リーダー/東京都港区)
【多年にわたり運航管理者として安全確保に努めた】
▽大野剛嗣(58)(全日本空輸・エアージャパン安全推進部部長/千葉県千葉市美浜区)▽石川滋子(59)(全日本空輸オペレーションマネジメントセンターオペレーションマネジメント部/千葉県船橋市)
【多年にわたり航空整備士として安全確保に努めた】
▽栗山美昭(58)(全日本空輸ANAラインメンテナンステクニクス取締役/神奈川県横浜市金沢区)▽前原賢豪(56)(アカギヘリコプター東京基地整備部品質管理室品質管理室長/千葉県千葉市中央区)▽西野大作(59)(ANAベースメンテナンステクニクス総務部付・アイベックスエアラインズ整備本部整備部整備技術課担当課長/兵庫県川辺郡猪名川町)▽木下陽介(59)(全日本空輸整備センター部品事業室原動機マネジメント部専門部長/神奈川県横浜市瀬谷区)▽井上孝宏(54)(セントラルヘリコプターサービス運航部島根グループ整備担当リーダー/島根県出雲市)▽佐柄修三(63)(IHI航空・宇宙・防衛事業領域ライフサイクルソリューションセンター整備品質保証部品質保証グループアシスタントマネージャー/東京都青梅市)▽寺尾紀之(59)(全日本空輸整備センター機体事業室メンテナンスマネジメント部専門部長/神奈川県横浜市西区)▽本多勉(60)(全日本空輸安全推進センター・安全品質監査部整備監査チームマネジャー/千葉県八千代市)