シャープ 75V型から55V型の4Kテレビ

シャープは、mini LEDバックライトを搭載したテレビのフラッグシップモデル「AQUOS XLED」の第二弾、<EP1ライン>5機種を11月29日から順次発売する。希望販売価格は、オープン。 75V型から55V型まで、4Kテレビの大型ゾーンに5インチ刻みでラインアップ。設置場所にぴったりのサイズを選択できる。 主な特長は、次の通り。 ①バックライトに、従来の同社液晶テレビ比 約72倍(<4TーC65EP1>の場合)の数のmini LEDを搭載し、高密度に配置。表示する映像に応じて、1000以上のエリアごとの明暗をきめ細かく制御するとともに、明るくしたい場所に電力を集中させることで、高いコントラストと従来の同社液晶テレビ比3倍以上のピーク輝度を実現した。太陽のきらめきなどを美しくクリアに映し出す。 映像信号から、1000以上の細かなエリアごとのLED輝度を導き出すことに加え、分割された近接エリアの輝度解析を行い、液晶とmini LEDの駆動を最適制御する同社独自の「フレアブライトネス」回路を搭載。これにより局所的なコントラストを高め、漆黒から光の輝きまで豊かに再現する。 今回新たに、部屋の明るさに応じた輝度調整を付加することで、よりダイナミックな映像の表示を可能にした。 ナノサイズの半導体粒子である量子ドットによる光波長変換技術を採用。バックライトの青色光から純度の高い3原色(青・緑・赤)を生成することで、広色域と色鮮やかな映像表現を実現する。量子ドット半導体には新素材を採用。鮮やかな赤色を中心に色表現力が高まり、色再現範囲が従来の当社液晶テレビ比約20%拡大した。 ②AIプロセッサーを採用した画像処理エンジン「Medalist S4X」が実現する映像モード「AIオート」は、100万通り以上の映像を学習したAIが、映像の中から人の顔や空などを高精度で検知。検知結果と、映画やドラマ、スポーツといった番組のジャンルに合わせて、映像を自動で調整する。コンテンツに適した色彩・明暗・精細感により、臨場感あふれる映像が楽しめる。 人の視覚は、周囲の明るさにより、明暗や色の感じ方が変化する。新機能の「環境センシング」は、部屋の明るさに応じて画質を自動で調整。明るい部屋では、見えにくい暗部の階調レベルを上げ、輝度のダイナミックレンジを拡大することで、視認性を高める。暗い部屋では、暗部階調をなめらかに調整し、質感を重視した自然な映像に仕上げる。 ③画面下部に加え、画面背面上部にツィーターおよびミッドレンジ(ハイトスピーカー)を搭載することで、音の定位が上方へ移動し、映像と音声の一体感を生み出している。また、ハイトスピーカーを20度前傾させて音を放出することで、クリアな音質と包み込まれるような立体音響を同時に実現した。 今回新たに、ミッドレンジとサブウーハーに、軽量・小型化した高効率の新スピーカーユニット「パワーボイススピーカー」を採用。高域から低域まで音域特性の異なる5種類11個のスピーカー(最大音声出力85㍗)を組み合わせることで、豊かな音場をクリアでパワフルに再現する。立体音響フォーマット「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」との相乗効果で、イマーシブな音響体験を届ける。