
ユニデンホールディングス 日本市場へ本格再上陸 注目のハンディ型広帯域受信機発売へ
「ハムフェア2025」にブース出展 来場者の注目集める
ワイヤレス通信ツールの開発、製造、販売等を手掛けるユニデンホールディングス(東京都中央区、名手研悟代表取締役社長兼CEO)は、8月23日と24日の2日間、「有明GYM-EX」で開催された「ハムフェア2025」に自社ブースを出展した。同社が「ハムフェア」に出展したのは約40年ぶり。ブースでは、現在同社が海外で展開しているCB無線機などのほか、今年11月から販売を開始する国内向けの新製品「BC160J-WED」を展示し、来場者の注目を集めていた。
「BC160J-WED」
「BC160J-WED」は、同社が北米で実績を積んできた広帯域受信機をベースに、日本市場向けに開発したハンディ型の受信専用機。ユニデンにとっては、日本市場への再上陸作品ともいえるフラッグシップモデルとなる。開発にあたっては、三才ブックス「ラジオライフ」編集部と無線機の販売・レンタル事業等を展開するウェッジの3者が協力し、企画と仕様を練り上げたという。価格は3万4980円(税込)で現在予約受付中。
■「BC160J-WED」の主な特徴
受信周波数:25MHz~512MHz(アナログ)
モード:AM/NFM/FM/WFM/FMB対応
チャンネルメモリー:1000CH(100CH×10bank)
クロースコール機能:強い電波を即座にキャッチ
テンキー搭載:周波数を直接入力可能
表示性能:視認性に優れるドットマトリクス液晶及び高輝度バックライト
チャンネル名表示:最大16文字登録・表示可能
サービスサーチ機能:エアバンド、海上無線等をワンタッチでサーチ可能
ユニデンホールディングスの担当者は「ハムフェア」に出展した理由を「まずは当社の存在をアピールしたい、ということがあります」と語り、「BC160J-WED」については「我々は後発メーカーとなりますので、機能についてはマーケティングを重要視しました。強い電波を瞬時に受信できるクロースコール機能は便利だと思います」とアピールしていた。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当