JBL フラッグシップ オープンイヤーイヤホン「Sense Pro」発表 高音質と音漏れ抑制を両立

ハーマンインターナショナルは、オーディオブランド「JBL」より、オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「JBL Sense Pro(センス プロ)」を11月20日から一般販売する。価格はオープンだが、JBLオンラインストアでの販売価格は24,200円(税込)。筐体カラーはブラック、グレージュに加え、追加カラーとしてブルー、パープル、ホワイトの全5色。パープルはヨドバシカメラ限定、ホワイトはAmazon限定販売だ。いずれもマットコーティング仕上げにより、高級感のある洗練されたデザインに仕上がっている。

 

 

高解像度サウンドと独自技術 OpenSound

 

「JBL Sense Pro」は、耳をふさがないオープンイヤー構造を採用しつつ、音質に妥協しない設計となっている。16.2mm径のDiamond-Like Carbon(DLC)振動板を採用したダイナミックドライバーを搭載することで、クリアでパワフルなJBLサウンドに加え、高い解像度と伸びやかな高音域を実現した。また、高音質Bluetooth音声コーデック「LDAC」に対応し、「Hi-Res Audio Wireless」の認証も取得している。さらに、映画や音楽の空間表現を豊かにする独自の「JBL空間サウンド」に対応し、自宅でもライブ会場や映画館のような臨場感を体験できる。

 

 

オープンイヤー型特有の音漏れの懸念に対しては、JBL独自の技術「OpenSound テクノロジー」で解消する。ドライバーユニットが前後に振動し、音波の位相が180度異なる逆位相サウンドを意図的に当てることで音の拡散を抑制し、音漏れを最小限に抑え、周囲への配慮とプライバシー保護を両立した。

 

究極のフィット感と多機能性

 

装着感にも徹底的にこだわり、人間工学に基づいた独自の三次元形状イヤーフックを開発。軽量なチタン合金製ワイヤーと柔らかいリキッドシリコン素材を組み合わせることで、長時間の使用でもストレスを感じさせない究極のフィット感と安定性を実現した。また、前モデルから継承された角度調整機能は最大20度の可動域を持ち、スピーカーホールの向きを微調整できるため、音質と快適性の両面でメリットがある。イヤホン本体は片側約11.6gの軽量設計で、IP54の防水防塵規格に対応する。

 

ビジネスシーンでの利用にも対応し、左右合計4基のビームフォーミングマイクと骨伝導音声ピックアップセンサーを搭載。これにより、周囲の音と通話者の声を的確に判別し、高品位な音声コミュニケーションが可能だ。マイク部分の空力構造にもこだわり、移動中の風切り音を抑制し、クリアな通話を実現している。

 

Auracast対応とパーソナライズ機能

 

JBLのオープンイヤー型イヤホンとして初めて「Auracast」に対応。Auracast送信機と組み合わせることで、複数台の「JBL Sense Pro」に同時にサウンドを伝送でき、グループでの動画視聴など新しい利用シーンでの活用が可能となる。

 

専用アプリ「JBL Headphones」を使用すれば、より細かくユーザーに合わせたパーソナライズができる。10バンドEQでの音質調整に加え、左右の聴覚を9つの周波数帯域で高精度に測定し、個人個人の聴こえ方にあわせて音響プロファイルを作成する「Personi-Fi 3.0」を搭載。この機能により、オープンイヤー型でも音楽を明瞭かつ迫力満点に再生する。また、スマートフォンとタブレットなど2台に同時接続できるマルチポイント接続にも対応。連続使用時間はイヤホン本体で約8時間、充電ケース併用で最大約38時間再生が可能だ。

 

同製品の一般販売開始に合わせ、JBLはウインターキャンペーン「それは音というエネルギー」を実施中。キャンペーンでは、ブランドアンバサダーを務める水曜日のカンパネラ・詩羽を起用したビジュアルなどが、主要都市の交通・屋外広告などで展開される。