Victor 天然木デザインの手元スピーカー発売 重厚なステレオサウンドをワイヤレスで、セリフもはっきり
JVCケンウッドは、Victorブランドのポータブルワイヤレススピーカー「SP-WS10BT」を11月下旬より発売する。テレビの音声が快適に聞き取れるようサポートする“みみ楽”シリーズの新製品で、天然木を採用したデザインが特長。価格はオープンだが、市場推定価格は31,000円前後(税込)。

近年、シニア世代の増加や、隣室への生活音への配慮から、テレビの音量を上げずに聞き取りやすくする手元スピーカーのニーズが高まっている。同社はこうした市場動向に対応し、10年以上にわたり“みみ楽”シリーズを展開し、好評を得てきた。
低遅延伝送で音ズレ解消
「SP-WS10BT」は、テレビの音声が快適に聞き取れるようサポートする“みみ楽”シリーズの新製品で天然木を採用したデザインが特長だ。独自の信号処理による低遅延のテレビ音声伝送を実現する2.4GHzデジタルワイヤレス方式を採用。これにより、離れた場所でもクリアで快適な音声を再現し、同社独自の信号処理により約30ms(ミリ秒)の低遅延伝送を実現することで音ズレを感じることなくテレビ視聴を楽しめる。送信機に光ケーブルとACアダプターを接続するだけで、すぐに使い始められる。

ドラマや映画のセリフなど、人の声を聞き取りやすくする「はっきり音声」機能を搭載。人の声の周波数帯域を増幅し、音量を抑えても声の明瞭感を高めることができ、大きな音が出しづらい住環境でも快適にテレビの視聴を楽しめる。視聴ソースに合わせて「はっきり」「音楽」「映画」の3つのサウンドモードを選ぶことが可能。
重厚なサウンドと上質なデザイン
小型ながら音響性能にもこだわり、ウッドキャビネットと2ウェイ・スピーカー構成で徹底した制振構造を採用している。筐体には剛性を高めるMDFを使用し、フットに至るまで制振構造を追求した。スピーカー部には中低域用のウーファー、高域用のシルクドームツィーター、低音を増幅する大型パッシブラジエーターが搭載されており、重厚でパワフルなステレオサウンドを実現する。
大きくてつまみやすいボリュームノブにより操作性が向上、また、大きな文字で読みやすい操作ボタンを天面に配置している。

上質さにも配慮したデザインで、スピーカー部の天板にはインテリアと相性の良い天然木(ウォルナット)を、折り畳めるハンドルには落ち着きのあるアルミダイキャストを採用。これにより、インテリアになじみやすいデザインに仕上げた。Victorブランドを象徴する「犬のマーク」もワンポイントでプリントされている。なお、天然木を使用しているため、製品ごとに外観が異なる。
持ち運び容易、最大15時間再生
Bluetooth接続に対応しており、テレビ音声のほか、スマートフォンやタブレットの音楽も高音質で楽しめる。テレビ音声とBluetoothはワンタッチで切り替えが可能。

持ち運びに便利な折り畳み式のハンドルを採用、リビングはもちろん、キッチンや寝室、ベランダなどにも自由に持ち運びやすい。ハンドルを折り畳めば、テレビ視聴時の視界を遮らないようにできる。
内蔵リチウムイオン充電池により、最大15時間の長時間再生が可能。電池残量は天面の3つのLEDで確認でき、充電しながらの再生もできる。また、外部入力端子や有線タイプのヘッドホン端子も装備している。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当



