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パナソニック コネクト プロジェクターでCAGR19%目指す イマーシブ市場のテクノロジーで貢献

パナソニックコネクトはこのほど、放送関係者向けに「イマーシブセミナーと東雲共創ラボ見学会」開催した。東雲共創ラボは、現場のユーザーやクリエーター、パートナーの人たちと映像演出を実演しながら共創するラボで、今回報道関係者へ初めてラボを公開した。
まずイマーシブセミナーでは、同社メディアエンターテイメント事業部 ビジュアル事業統括の足立洋介氏がイマーシブ市場における同社プロジェスター事業について説明した。同社ではイマーシブ市場について、プロジェクションマッピングを使用したロケーションベースドエンターテイメント(LBE)と考えており、ミュージアム、テーマパーク、アミューズメント施設、劇場・映画館など屋内の空間演出をターゲットとしている。
イマーシブ市場の規模・成長予測については、LBE市場のプロジェクター投資予測は2023年度は5億7000万ドルであり、前年比17%増と予測されている。一方、パナソニックのプロジェクターの販売目標(2023年度)は市場成長を上回る19%増を見込んでいる。
イマーシブ市場のトレンドとして従来の静展示(絵画など)から、空間演出(投写コンテンツ自体が体験価値の主役)へシフトしている。これによりコンテンツ制作への要求レベルの高度化や、設営・メンテナンス作業の厖大化に伴う人手不足が顕在化している。
同社では、コンテンツクリエイターのニーズである映像演出表現の可能性拡張においては、リアル感のある映像、シンクロ率の追求/演者とのコラボ演出、コンテンツ制作のスピードアップを図る。映像加工技術によりコンテンツ制作のスピードアップを図り、色再現性向上と高解像度化によりリアル感のある映像を実現、高速追従プロジェクションによりシンクロ率の追求/演者とのコラボ演出を実現するもの。(全文は3月25日号3面に掲載)