パナソニック TCKに総合演出ソリューションを導入

 パナソニック株式会社は、東京シティ競馬(TCK)の本馬場(レースコース)ナイター照明に、LED照明機器・演出照明設備による総合演出ソリューションを導入したと発表した。これによりTCK トゥインクルレースの見どころであったイルミネーション演出がさらにパワーアップする。今回、本馬場、内馬場、スタンドを含めた競馬場内の広大なスペースをふんだんに活用した、日本最大規模の照明演出を2019年7月31日(水)からスタートする。 今回の照明演出は、従来の内馬場のイルミネーションに加え、本馬場の新ナイター照明や演出用のムービングライトそれぞれの光が音楽と連動することで、これまでにない競馬場の広大なロケーションを生かした日本最大級の光のエンターテイメントショーを実現したもの。「LIGHTNING RUN」という名称は、新ナイター照明の光があたかも競走馬のように本馬場を疾走することから命名したという。来場者にはトゥインクルレース開催中、レースの合間に同演出を楽しむことができる。 また、スポーツ照明として最大規模のLED照明設備導入により、大幅な省電力化を実現。さらにパナソニックのノウハウを駆使したライティングシステムによって、レース中のジョッキーの視界をより鮮明に、観戦する来場者からもレースを見やすく場内を照らす。今回1152台納入したパナソニックのLED投光器「スタジアムビーム【4K8K放送対応・DMXタイプ(0%~100%調光)】」は、4K・8K放送に配慮し、色再現性と画像の高速表示に適した最先端技術の照明器具。4K8K放送は、ハイビジョン放送より鮮やかな色まで再現できる。この色再現に最適な光、平均演色評価数Ra90かつ赤色の特殊演色評価数R9 80を実現した。また不快なチラツキを抑制する点灯技術を搭載することで、スーパースロー撮影等の画像の高速表示でもチラツキを抑える。この2つの技術で4K・8K放送の高品質な映像表現をサポート。照明環境では、スタジアムに求められる照明設計基準を満たした上で、光源を見上げたときのまぶしさを軽減。独自の配光設計技術により、光源からの光を最適に絞り、まぶしさの原因となる光の重なりを減らすことで、グレア(まぶしさ)を低減。さらに、新しく導入された演出制御システムは、馬場照明LED投光器の制御とともにムービングライト・既存のイルミネーションそして音楽の一括制御を可能にしたシステムで、今回のような別々のシステムを使用していても、大規模な連動演出が可能となり、制御方法を限定されることなく、自由な演出を再現することができる。 なお、7月31日(水)の「LIGHTNING RUN ~光のレース、いざ発走!~」公開日は、ファッションモデルのマギーさんを招き、点灯式を実施する。場所はゴール前賞典台、実施時間:19時40分頃~。「LIGHTNING RUN ~光のレース、いざ発走!~」は、トゥインクルレース開催中毎日実施し、各日1回を予定(実施時間は開催日によって異なる)。