日本ケーブルテレビ連盟東北支部、3・11 東日本大震災特別番組

 日本ケーブルテレビ連盟東北支部(支部長・加藤雄一宮城ケーブルテレビ常務取締役)は、宮城県ケーブルテレビ協議会とともに3・11 東日本大震災を記憶に刻む特別番組を企画し、宮城県内のケーブルテレビ局5社による共同制作番組を全国のケーブルテレビに配信している。 番組名は「震災特番2022 震災の記憶を継ぐ若者たち」。番組尺は本編55分。制作局は気仙沼ケーブルネットワーク、宮城ケーブルテレビ、仙台CATV、大崎ケーブルテレビ、J:COM 仙台 (5局共同制作)。放送期間は3月1日~5月31日(放送日時は、当該ケーブルテレビ局で確認)。震災から10年という節目を過ぎた今、震災で甚大な被害を受けた太平洋沿岸部では、当時を振り返ることが少なくなりつつある。そんな中、次世代を担う若い世代が、震災の記憶を継ぐ活動に取り組んでいる。あの時の記憶がある人、まだ生まれていなかった人など境遇は様々だ。 宮城県内のケーブルテレビ局5社が共同制作で各地域を取材し、宮城県気仙沼市出身・在住でシンガーソングライターの熊谷育美さんが地元・気仙沼の観光スポットと併せて伝える。 この番組は、全国のケーブルテレビで放送できるよう、AJC―CMS(日本ケーブルテレビ連盟で運営するコンテンツ流通システム)を通じて配信することとし、放送するケーブルテレビ局を募っている(昨年の放送実績は139社)。震災から10年が経過し、事実や記憶の風化が懸念される中、被災地のケーブルテレビ各局は、日々の記録と情報発信に努め、地域とともに歩んでいる。今回の震災特番の制作、全国配信にぜひ期待してほしいとしている。