時代劇専門チャンネル 「鬼平犯科帳」作品発表会を開催

時代劇専門チャンネルを運営する日本映画放送(東京都千代田区、石原隆社長)と時代劇パートナーズは6月7日、時代小説家・池波正太郎氏生誕100年を記念し、企画・製作する『鬼平犯科帳』SEASON1(シーズン1)の出演者発表会見を、同作の撮影が行われている京都・松竹撮影所(京都・太秦)で開いた。会見には、主演・松本幸四郎を含めレギュラーキャスト総勢10名が登壇し、作品への思いや意気込みを語った。『鬼平犯科帳』は“鬼の平蔵”こと、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公に据えた文庫累計発行部数3000万部に迫る大ヒット時代小説。1969年に初代松本白鸚主演で映像化され、以降は丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目中村吉右衛門という、3人の名優が長谷川平蔵役を演じ、屈指の人気時代劇コンテンツとして、長年多くの時代劇ファンに愛されてきた。 時代劇専門チャンネルと時代劇パートナーズでは、本作の作者・池波正太郎氏が今年1月25日に生誕100年を迎えることを記念し、五代目・長谷川平蔵に十代目松本幸四郎を据え、新たな『鬼平犯科帳』を製作することを2021年3月に発表していた。 今回ラインアップが発表された『鬼平犯科帳』SEASON1では、2時間スペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」が24年1月に放送・配信され、劇場版「鬼平犯科帳 血闘」が松竹配給で同年5月に公開される。そして連続シリーズ2作品が同年5月以降に放送・配信される予定。監督は山下智彦氏、脚本は大森寿美男氏、音楽は吉俣良氏、撮影は「Fukushima50」で第44回日本アカデミー賞・最優秀撮影賞を受賞した江原祥二氏が務める。(全文は6月30日付け4面に掲載)