
フジ・メディア・ホールディングス、2025年3月期は201億円の赤字に
フジ・メディア・ホールディングスは、特別損失の計上、繰延税金資産の取り崩しを行うとともに、2025年1月30日に公表しました 2025年3月期の業績予想を修正した。
同社及びフジテレビジョンが保有する固定資産について、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、将来の回収可能性を慎重に検討した結果、2025年3 月期において、合計約260億円の減損損失を特別損失に計上することとした。
また、フジテレビに関する当期および今後の業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を取り崩し、法人税等調整額として約 60億円を計上する。
これにより、2025 年 3 月期の連結業績予想を売上高は前回発表予想の5482億円から5507億円、営業利益は同180億円から182億円、当期利益は同98億円から201億円の赤字になった。
売上高、営業利益、ついては、前回予想を上回る水準で推移しているが、特別損失の計上、繰延税金資産の取り崩しを行うことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を下回る見込みとなった。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。