コミュニティ放送①~エフエムくりやま

町民へ正確な情報を発信することに努める

エフエムくりやま 代表取締役 放送局長 村田 峰史

 「エフエムくりやま」は(周波数78・8MHzに合わせて)昨年の7月8日午前8時北海道夕張郡栗山町に開局いたしました。栗山町は北海道中央部の農業地帯で人口約1万人の小さな街で、札幌や新千歳空港から1時間程度の位置にあります。北海道で29番目のコミュニティFM局で栗山町が施設を整備し、株式会社エフエムくりやまが運営する公設民営の放送局です。
開局までの準備期間が短かったため、準備不足の中での開局でしたが、1年経過しようやく放送も安定してまいりました。
 開局の目的の一つである、防災・減災についてですが、幸いにもこの1年間栗山町では大きな自然災害もありませんでしたが、全国の他の地域では、大きな地震や大雨による被害が頻発するなど、自然災害は後を絶ちません。私たちエフエムくりやまでも、いざというときの備えとして、町民へ正確な情報を発信することに努めてまいります。
 一人でも多くの町民にラジオ番組の制作に参加していただきたく、昨年11月よりボランティアパーソナリティ8名による番組制作を開始いたしました。
 また、今年4月からは栗山町内すべての学校の児童・生徒の皆さんがラジオパーソナリティに挑戦する番組がスタートし、試行錯誤しながら番組制作をおこなっております。5月には日本コミュニティ放送協会(JCBA)に正式加入いたしまして、災害発生時は北海道総合通信局との「災害時等における協力体制に関する協定」に基づき、被災地での臨時災害FM局の設置や運営などの任務にあたります。これからも役職員7名協力して運営してまいります。





この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。