コミュニティ放送②~EBOSHI RADIO STATION

地域に根ざしながら「茅ヶ崎」を全国へ

茅ヶ崎エフエム 代表取締役社長 中西 正樹

 海があり、芸術があり。正装はアロハシャツ。姉妹都市ハワイのような雰囲気が病気も忘れさせてしまうのか、検診率が低いと医師がぼやく。そんな空気が漂う街、神奈川県茅ヶ崎市に2023年10月1日、茅ヶ崎エフエム(通称:エボラジ)が開局しました。20~40代のスタッフを中心に、市や観光協会と連携した情報発信、防災特番、茅ヶ崎人を起用した番組やイベントづくりを行っています。FМの応援団「エボシーズ」に支えられた活動も定着してきました。イベント運営や一緒にゴミ拾いを行うなど、リスナーとの交流が盛んです。
 また、ガラス張りのスタジオにはカフェを併設し、どなたでもコーヒーを飲みながら観覧ができます。茅ヶ崎で活動するアーティストのRyu Ambe氏が描き下ろしたキービジュアルのFMグッズを身につけて来店する方も増え、市民の憩いの場となっています。
 開局初年度に続き6月には、サザンオールスターズの音楽に合わせて最高峰の花火を打ち上げる「茅ヶ崎サザン芸術花火」に特別協力し、パーソナリティの政井マヤがステージ司会を務めました。現地から生放送すると、全国からメッセージが寄せられました。
 防災の観点から、もっと手軽にラジオが聴ける環境を目指し、オリジナルアプリで全国どこからでも視聴可能になりました。地域に根ざしながら「茅ヶ崎」を全国へ。現在46都道府県へ展開するサービス施設と連携した新たな挑戦が10月に始まります。ぜひご注目ください。







この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。