コミュニティ放送⑥~FM千里

コンセプトは「みんなに愛される放送局」
千里ニュータウンFM放送 取締役放送局長 向井 利佳子

 千里ニュータウンFM放送株式会社(FM千里)は、みんなに愛される放送局をコンセプトに2007年4月1日に開局しました。
 日本で最初にできたニュータウン、千里ニュータウンには当時竹林が多かったことから、FM千里のマスコットキャラクターを〝のこりん〟(「たけのこ」の「のこ」から命名)と名付け、着ぐるみを作成しお祭りに参加していました(のこりん音頭も作りました♪)。
 千里ニュータウンのまちびらき当初から住んでいる方と、転勤して来られた方の架け橋になればと放送を続けてFM千里は今年で18年になります。
 18年前と現在では〝ラジオ〟というメディアに対する一般的な認識が変わり…〝ラジオ〟そのもので聴く時代からスマートフォン(アプリ)で聴くラジオが主流になってきました。
 さらにインターネットラジオも普及し、もはや自分の好きな番組だけ聴取するという時代に変化していきました。
 そこで「聴く」ラジオから自らが出演して「話す」ラジオにシフトチェンジ! 2018年に「マンツーマン指導スペシャル講座」を開設しました。ラジオで話すにはまずレッスン、マンツーマンだからその人にあったレッスン内容で無理なく受講できます。講座を修了した方には番組を担当してもらうというもので、91歳のパーソナリティーが誕生しました。
 日本人口の5人に1人が75歳以上という超高齢化社会を迎えている今、2025年秋…FM千里は新たな講座を展開します。





この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。