コミュニティ放送⑧~FMはたらんど

人とまちをつなぐ「まちの放送室」を目指して
MSI コミュニティ放送事業部 FMはたらんど 代表取締役 久野 秀明

 FMはたらんどは高知県で2番目のコミュニティ放送局として、令和5年12月20日に県西部・幡多(はた)地域の四万十市に開局いたしました。
 自らラジオで育った世代として「まちを元気にしたい」想いから行動を起こしつつ、出身は大阪である弊社久野代表取締役が当地を選んだ背景には、昔は川遊びなどして元気に過ごした地元堺の原風景が今でも十分すぎるくらいに息づいていることがあります。
 四万十川やカツオのたたきなどが有名ですが、それらの感想はもとより多くの方々が〝人がいい〟と言われます。外から来た人たちにもとてもオープンな人柄です。また、放送局がある四万十市のみならず幡多郡を構成する6市町村はとても距離感が近く、共に幡多を盛り上げよう!という協働意識が高いところ。私たちもこの意識に共振しており、局名も「FMはたらんど」とさせていただいております。
 「34m」と未曾有の津波想定が出されている黒潮町を含む幡多地域において、災害時に必要とされる情報発信の役割に使命感をもって従事しながら、特にまちの「人」に焦点を当て、身近に感じてもらえる「まちの放送室」を目指してまいります。





この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。