
TBS&日テレ、「Ad Reach MAXプロジェクト」で基本合意
TBSテレビ(東京都港区、龍宝正峰社長)は、日本テレビ放送網(東京都港区、福田博之社長執行役員)が開発を推進するテレビ広告のプログラマティック取引プラットフォーム「アドリーチマックス(AdRMプラットフォーム)」への参画に向けて基本合意書を締結したと発表した。
TBSテレビと日本テレビは、テクノロジーを活用してテレビ広告を高度化し、オンラインかつプログラマティックな取引とTVerなどのデジタル広告との統合セールスの実現を目指す「AdRMプロジェクト」について、協議を重ねてきた。近年、インターネット広告の急速な成長に伴い、テレビ広告においてもインターネット広告と同様のリアルタイムな取引、詳細なデータに基づくターゲティング、および効果測定が求められている。
TBSテレビは、AdRMプラットフォームが目指すテレビ広告の新たな可能性に賛同し、これに参画することでテレビ広告の高度化を実現していくとともに、AdRMプラットフォームが業界共通プラットフォームとして発展していくことに貢献していく。
今回の基本合意の締結を受け、TBSテレビは2027年春のAdRMプラットフォーム参画に向けて準備を進める。また、日本テレビと連携し、AdRM構想の実現とそのさらなる発展に向けた協議を進めていく。
TBSテレビは、AdRMプラットフォームを通じて、テレビ広告取引の透明性・効率性を高め、広告主の皆様へより高度なマーケティングソリューションを提供するとともに、テレビ広告の新たな価値創造を目指していく
AdRMプラットフォームは、日本テレビが推進するテレビ広告のプログラマティック取引プラットフォーム。広告主のニーズに応えるために、従来のテレビ広告の制約を解消し、デジタル広告のような柔軟性の高い運用を実現することを目的として開発・運営されている。そのユーザーインターフェイスであるWebサービス「スグリー」では最短当日発注、放送直前のクリエイティブ変更、放送直後のインプレッション数やリーチ数の確認などが可能。
TBSテレビ 代表取締役社長の龍宝正峰氏は、「このたび、日本テレビ様と『AdRMプロジェクト』における基本合意を締結できたことを心より喜ばしく思います。テレビ広告が持つ潜在的なポテンシャルを、AdRMプラットフォームを通じて最大限に引き出し、広告主の皆様へテレビ広告の新たな価値を提供できるよう、日本テレビ様と共に尽力してまいります」とコメントしている。
また、日本テレビ 代表取締役社長執行役員の福田博之氏は、「TBSテレビ様と『AdRMプロジェクト』における基本合意を締結できたことを大変喜ばしく思います。将来的に、日本中のテレビ局のCM枠を取引できるプラットフォームを目指す本プロジェクトの実現に向けた大きな前進です。今後も連携を密にし、テレビ広告のさらなる発展に全力を尽くしてまいります」とコメントしている。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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