A―PAB、「BSデジタル放送25周年キャンペーン」

 一般社団法人放送サービス高度化推進協(A―PAB)はこのほど、「BSデジタル放送25周年キャンペーン」に関する記者発表会を開催した。
 まずA―PAB理事長の加増良弘氏が「世界に羽ばたく日本のコンテンツ産業の一翼を担って成長したいという願いがございます。そのために一丸となってBSデジタル全体を盛り上げることが、今一番求められているのではないかと考えております」と挨拶した。
 次にNHK&BS民放5社共同企画「BSデジタル放送25周年キャンペーン」について、BS編成担当者会議主査の内田久善氏(BSテレビ東京取締役編成局長)が説明した。
 NHKを含む全6局で放送される「BSデジタル放送25周年記念スポット」および、NHKの選りすぐりのオススメ番組&BS民放5局の25周年記念特別番組を紹介した。さらに、BS民放5社によるコラボ番組紹介やNHK(4K8K)おすすめ番組が紹介された。
 ここでスペシャルゲストとして、料理家・食育インストラクター 和田明日香さんが登場。NHKアナウンサーの桑子真帆さんがインタビューを行った他、4K8K推進キャラクターのヨンハチさんを交えてトークや質問コーナーを行った。
 続いて、BSデジタル放送25周年記念ご挨拶として、日本放送協会専務理事の小池英夫氏、BS日本代表取締役社長の粕谷賢之氏、BS朝日代表取締役社長の濵島聡氏、BS―TBS代表取締役長の伊佐野英樹氏、BSテレビ東京代表取締役社長の加増良弘氏、ビーエスフジ代表取締役社長の小川晋一氏が壇上にあがり、簡単に挨拶するとともにフォトセッションが行われた。
 先進映像協会日本部会会長の河合隆史氏(早稲大学理工学術院基幹理工学部教授)が「ルミエール・ジャパン・アワード2025」結果報告・講評、JCOM BS常務取締役の伊藤彰伸氏が「J:COM BS24時間放送開始のご報告」を語った。
 毎日放送経営戦略局の齊藤浩史氏(合同会社LCB代表社員CEO)が「LCB(ローカルコンテンツバンク)が描く未来」と題して説明した。
 合同会社LCBは、2024年度からA―PABのもとで実証を進めてきたLCB(Local Contents Bank)の社会実装を図るための準備会社で、地域情報コンテンツの流通を促進して各地の地域活性化へ繋げることを目的に掲げている。
 今後は想いを一つにする全国の放送局の皆様と、できるかぎり早期に LCBの社会実装の道筋を見出して彼らとともに事業会社へ進化させていく。
 設立目的は、①地域情報コンテンツの流通促進により、地域活性化を行うこと、②地域情報コンテンツ制作の業務DXに寄与し、生産性を上げること、③上記を通じてローカル放送の発展を支援すること。
 商号(会社名)は合同会社LCBで、代表社員は毎日放送、業務執行社員は北海道テレビ放送、テレビ西日本、テレビ宮崎。