池上、RKBに制作サブを納入

池上通信機は、RKB毎日放送のT2サブへ制作サブシステムを納入いたしたと発表した。
RKB毎日放送は、全国で4番目、九州では初の民間放送局として1951年に開局された。福岡・佐賀を中心に、テレビ・ラジオ番組の制作を通して、ニュースや暮らしに役立つ情報、イベント情報等の発信を行っている。
システムの更新にあたり、IP方式およびSDI方式のメリット、デメリットに加えコスト面および運用面を総合的に検討された結果、最終的にSDI方式を選択した。こうした方針を踏まえ、池上通信機はいち早く提案を行い、中型スイッチャー「MuPS―5000」、大型ルーター「UHSM―220220」、周辺機器「OnePackⅡ Series」を中心とした制作サブシステムを構築した。
今回のシステムでは、ルーターに搭載したマルチビューワー機能が番組ごとに画面レイアウトを変更できる点と、スイッチャー卓の正面にある6面マルチモニターへの表示を番組に応じて柔軟に変更できる点が高く評価された。T2サブは、毎週月~金曜日に放送されている情報番組「タダイマ!」の生放送やその他の番組収録を支える主力制作サブとなるためバックアップ系統の充実も重要なポイントとなる。マルチビューワー機能にはバックアップ系を設けることで、障害発生時にもスムーズに放送を継続して行えるシステム構成となっている。
4K放送対応やプロセス関連の拡張に対しても、追加のハードウェアを必要とせずソフトウェアライセンスにて容易に対応できることも、採用された要因の一つとなった。
RKB毎日放送は、これまでもSNG中継車やマラソン中継車等に同社のスイッチャーやルーター、番組の素材伝送に使用されるFPU装置等を導入している。同社製品の機能、性能、安定性への評価、長きにわたる運用に対する保守対応等ユーザーに寄り添った対応も、同社システム導入の決め手になったと考えているという。
主な構成機器は以下の通り。
▽中型スイッチャー  MuPS―5000(3M/E、32ボタン、60入力40出力)
▽大型ルーター    UHSM―220220(160入力100出力)
▽周辺機器      OnePackⅡ Series

この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。