ブラックマジックデザイン CM「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を制作
ブラックマジックデザインは、カラリストのマーク・トッド・オズボーン氏が、ギブソンギターのCM「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のカラーグレーディングに、編集、グレーディング、VFX、オーディオポストプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolve Studioを使用したと発表した。
ギブソンは「バック・トゥ・ザ・フューチャー 1955 ES―345 コレクターズ・エディション」ギターの発売に際し、CMでこの象徴的な楽器を現代的な方法で撮影すると共に、名作映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でどのように使用されたかを紹介することを希望していた。同作は、ギブソンのメディアディレクターであるトッド・ハラピアク氏がプロジェクトマネージャーを務め、ディレクターにドック・クロツァー氏、撮影監督にオズボーン氏と長年共に仕事をしてきた友人のジャスティン・ジャノウィッツ氏を迎えて制作された。ジャノウィッツ氏はオズボーン氏をチームに迎え入れ、イメージをひとつの一貫性のある作品に仕上げることを依頼した。
オズボーン氏は、映画のスタイルと新しく撮影されたギターの映像、そして映画内の実際のシーンとのバランスを見つけることを目標に作業を行ったという。「このCMでは、マーティ・マクフライの代役の俳優、デロリアン、そしてギターの美しいショットを含む、新たに撮影した素材と、映画の象徴的なシーンをシームレスに融合させる必要がありました」とオズボーン氏は語る。「ソースが変わったことを気づかせないように、新しい素材を『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のルックに忠実にマッチさせた、一貫性のある映像を作り出すことが目標でした」。
DaVinci Resolve Studioを使用して、映画からの素材に影響を与えずに新しい映像を強調するバランスを同氏は見つける必要があった。「映画からの素材は触らないようにという指示を受けていました」と同氏は語る。「映画のクリップはHDRで納品されたため、私が調整したのは、プロジェクトの作業フォーマットに合わせてSDRに変換することだけでした。適切な量のテクスチャーを調整し、彩度を注意深く管理することが重要でした。これにより、新しいフッテージが映画からのクリップと自然に融合するようにしました」。
全体的に温かくて懐かしい感じがするように、同氏はプライマリーグレーディングで調整を行った。
「ギブソンのギターとマッチさせることも極めて重要でした」と同氏は語る。「トッド(ハラピアク氏)からは、ギターのトーンが映画と実物に忠実である必要があるという明確な指示を受けていたため、ワークフローの大部分において、作品に統一感を持たせながら、正確で一貫した色を再現することに重点が置かれました。」
「また、ドックからは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のファンはデロリアンの車内に強いこだわりを持っているので、映像が可能な限り一致するようにする必要があると言われました」と同氏は続ける。「新しく撮影したパネルのライトの一部にはPower Windowを使用して、映画の予告編のルックと一致するようにトラッキングし、3Dキーヤーを使用して色を黄色から赤に変更して、映画内のライトパネルと一致させました。ルックの大半がプライマリーグレーディングとDaVinci Resolve StudioのHDR露出ツールで調整されました」。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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