
「ケーブルコンベンション2025」「ケーブル技術ショー2025」開会式を開催(3)
続いて小池英夫NHK専務理事が次のように来賓挨拶した。
このコンベンションを主催されている日本ケーブルテレビ連盟様、日本CATV技術協会様、衛星放送協会様をはじめ、ケーブルテレビ関係各社の皆様には日頃より、NHKの放送事業並びに衛星契約の取り次ぎや団体一括支払いによる受信料の収納に格段のご理解とご協力をいただき厚く御礼を申し上げます。
ケーブルコンベンションは、ケーブルテレビ業界の皆さまが一堂に会し、技術やサービスの向上、地域社会への貢献を目指す貴重な機会であり、私どもにとっても、連携を深める大変意義ある場と認識しています。
本コンベンションが業界の更なる発展に繋がることを願うとともに、私どもも公共メディアとして、皆さまとともによりよい放送サービスの提供に努めていきます。NHKにとっても、10月からはインターネットを通じた番組や番組関連情報の配信がこれまでの任意業務から放送と同様の必須業務となり、その位置づけが大きく変わります。正確で信頼できる情報や、豊かで良質なコンテンツを放送はもとよりインターネットならではのその特性に合わせて、従来以上に充実した内容でお届けできるよう、今、全国を挙げて準備を進めています。先日、そのインターネットのワンストップサービスの名称を「NHK ONE」と決めさせていただきました。
総合テレビやEテレの同時配信、1週間の見逃し配信、ニュース記事や動画などをスマートフォン、パソコン、ネット対応テレビなど様々な機器で、いつでもどこでもご利用いただけます。なお「NHK ONE」は既に受信契約されている方であれば、追加料金なしでご利用いただけます。より多くの方にNHKの魅力をお届けできるよう、今後もサービスの充実を図っていきます。団体一括に関わる衛星契約の業務に引き続きご協力を頂戴するとともに、「NHK ONE」のご案内や地上波に関わる契約手続き、配信サービスの利用設定などについても、皆さま方にお力をお借りしたいと考えています。
7月16日の日本ケーブルテレビ連盟の支部長会議におきましてネット必須業務化に関する説明を行い、設定サポートや地上契約の手続きについて共有させていただきました。これを踏まえ今後各ケーブルテレビ事業者様へ個別にご説明を進めていきたいと思います。
続いて、イ・ジュンヒ韓国ケーブルTV放送協会副会長が来賓挨拶した。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
最新の投稿
CATV2025.07.31ケーブル技術ショー開催レポート ミハル通信(3)
CATV2025.07.31ケーブル技術ショー開催レポート ミハル通信(2)
CATV2025.07.31ケーブル技術ショー開催レポート ミハル通信(1)
CATV2025.07.31ケーブル技術ショー開催レポート 住友電気工業(3)