第37回ケーブルテレビ功労者表彰贈賞式

開会式に続いて、第37回ケーブルテレビ功労者表彰贈賞式が同会場で開かれた。
 一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟及び一般社団法人日本CATV技術協会は、ケーブルテレビの普及・発展に努め、その功績が顕著な個人または団体に対し、功労者表彰を行っている。このほど、「第37回ケーブルテレビ功労者表彰」について、日本ケーブルテレビ連盟 北陸支部(上野等支部長)と日本CATV技術協会 中部支部(辻佳知支部長)の2団体を表彰することを決定した。
 受賞者については次の通り(敬称略)。

 ◇一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟関係
 ▽団体名:日本ケーブルテレビ連盟 北陸支部▽推薦理由:日本ケーブルテレビ連盟 北陸支部は、令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震、及び同年9月に発生した令和6年奥能登豪雨に対し、能登半島地域におけるケーブルテレビ事業者の被災状況の把握に努めるとともに、特に甚大な被災を受けた4事業者事業者の救済・復旧に向けて、資材・機材・生活支援物資等の調達・配送、公的支援の受給に向けての支援や石川県災害対策本部への人員派遣を行うなど、被災各社の事業継続と被災各社の事業継続と被災地域の復興に向けて、多大な功績を残した。
 【団体概要】▽団体名:日本ケーブルテレビ連盟北陸支部▽住所:石川県金沢市南町2番1号北國新聞会館18階▽設立日:平成3年(1991年)10月28日▽会員数:正会員24社、賛助会員27社(2025年5月26日時点)

 ◇一般社団法人日本CATV技術協会関係
 ▽団体名:一般社団法人日本CATV技術協会中部支部▽推薦理由:日本CATV技術協会中部支部は、令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震に対し、中部支部管内の体制を整えるとともに、支部会員によるCATV施設などの被災状況の確認や、施設復旧に向けた対応を行った。また、被災された住民の方々が避難された避難所におけるテレビ放送受信を確保するため、道路状況が悪い中、NHK名古屋放送局・金沢放送局との連携のもと、石川県珠洲市、輪島市、能登町、穴水町の避難所92か所のテレビ放送受信設備の設置工事を行い、放送を通じた情報を提供する役割を果たした。あわせて避難所整備により閉所となる避難所のテレビ受信設備を撤去、テレビ、アンテナ機材の回収作業を行った。被災住民に対し重要な役割を担う情報伝達手段としてのテレビ放送受信確保と、被災地域の復興に向けて、多大な功績をした。 
 【団体概要】▽団体名: 一般社団法人日本CATV技術協会 中部支部▽住所:名古屋市中区丸の内3―19―4ロサンゼルスビル7F▽設立日:昭和48年年(1973年)10月▽会員数:会員数:正会員25社、賛助会員5社(2025年5月26日時点)

 ※ケーブルテレビ功労者表彰について:ケーブルテレビの日(昭和47年6月16日:有線テレビジョン放送法が国会で可決・成立した日)を記念し、平成元年より一般社団法人一般社団法人 日本ケーブルテレビ連盟と一般社団法人 日本CATV技術協会が共催している賞である。表彰は、「ケーブルテレビ事業の普及発展に努めその功績が著しい者」「ケーブルテレビ事業について顕著な業績があると認められた者」の個人または団体に対して行うものとし、表彰選考委員会および各団体の理事会で決定される。

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。