ケーブル技術ショー開催レポート マスプロ電工(3)

 〝使いながら備える〟ポータブルバッテリーでは「TLB175TG」(容量560Wh、出力:最大600W)、「TLB330TG」(容量1056Wh、出力:1200W)をラインアップしている。同製品は寿命が長く、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、本体天面には分かりやすいユーザーガイドを表示している。使って備える防災用品としても展示紹介した。
 具体的には、安全性が高く、充放電回数約3000回の長寿命を実現したリン酸鉄リチウムイオン電池を採用した。バッテリーの寿命を延ばし、安全性を確保する保護回路を搭載している。防災製品等推奨品マーク認証を取得した。一般社団法人防災安全協会より、防災分野において有益な活用が可能で安全性、機能性、利便性に寄与する製品として認証された。
 分かりやすい日本語表記も大きな特長。端子部は視認性の高い大きな文字で日本語表記で表示している。初めて使う人でも分かりやすいユーザーガイドを表示。QRコードを読取ることで、いつでも簡単に使用方法を確認できる。
 緊急時に便利なLEDライトを搭載。暗闇でも慌てず操作ができる。ソーラーパネルでの充電に対応している。災害時やレジャーなど、充電用のAC100V電源がないところでもポータブルバッテリーの充電が可能だ。 
 BS・CSチャンネルプロセサーは、BS・CS帯域のレベル差をチャンネルごとに自動補正し、また多彩な出力調整機能により、伝送システムに合わせた出力レベル調整が可能な製品。
 デジタルレベルチェッカーは、各種テレビ信号の測定に加えて、4K衛星放送の映像と音声も確認できるデジタルレベルチェッカー「LCV4A」と、ハンディータイプで4K8K衛星放送の受信レベル、簡易C/Nの測定ができる「LCT6」を展示した。また、これらと組合わせることで、FTTH映像伝送の光レベルや光変調度・信号品質が測定できる光パワーメーター「VOPSL」を展示した。

この記事を書いた記者

アバター
田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。