
ケーブル技術ショー開催レポート 住友電気工業(1)
住友電気工業は、「その距離、技術で縮めます」をテーマに「ケーブル技術ショー2025」に出展した。ケーブルテレビの局内装置から伝送路機器、宅内端末までトータルソリューションを展開している住友電気工業ブースでは、新製品・新サービスをテーマごとの4つのゾーン「地域DX未来サービスゾーン」「新ハイブリッドソリューションゾーン」「棟内マイグレーションゾーン」「運用管理サポートゾーン」に分けて、紹介した。高度化対応デジタルヘッドエンド装置「FLEXCITER?シリーズ」の新機種、DOCSIS・PON総合ソリューション「R―PHY/R―OLT」、開発企画中である超低遅延映像伝送の技術展示、さらにAIや対話ロボットなどを活用した新サービスなど、将来を見据えた最先端技術を紹介した。
「地域DX未来サービスゾーン」~AI、対話ロボットなどでお客様との距離を縮めます~での主な出展製品は▽対話ロボット、クラウド録画型カメラ、STB遠隔保守▽Wi―Fi 7対応ルータ(参考出展)▽超低遅延映像伝送 技術展示(Low Latency Media Converter)▽完パケ番組用字幕デモンストレーション―となっていた。
同社はブース内で「地域DX未来サービスゾーン」のデモンストレーションを行った。想定はあるケーブルテレビ加入者宅で、登場人物はおじいさん、孫及び対話ロボット。「一人暮らしのおじいさんの生活をテーマにしました。テーマのひとつが高齢者のQOL向上で、一人暮らしの高齢者にとって、生活リズムの確保や孤独の緩和さらに認知症予防は深刻な社会課題のとなっています。ここでは、あるおじいさんの日常を通してこちらの対話型ロボットがおじいさんの話し相手となって食事や服薬のリマインドを提供して、生活リズムを維持。また一緒に体操をしたり、テレビ番組を楽しむことで、健康維持や孤独の緩和に役立つ様子をご覧いただきます」(同社)。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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