
シャープがケーブル技術ショーに空気清浄機(1)
シャープは、「AIoT」家電を活用した防災に関する取り組みの一環として、「ケーブル技術ショー2025」のジャパンケーブルキャスト(JCC)ブースに参考出展した。JCCが行政・自治体向けに提供する「地域・防災DXサービス」と音声発話機能を有するシャープのプラズマクラスター加湿空気清浄機の連携デモを参考出展した。
「フェーズフリーなIoT家電を活用した『地域情報配信』のご提案になります。普段は『空気清浄機』として空気をキレイに、もしもの時は地域の『防災情報』を配信します。日常的に使っている『IoT家電』が、自治体からの防災・地域情報を音声でおしえてくれます」(シャープ Smart Appliances&Solutions事業本部)。
JCCが開発した「地域・防災DXサービス」は自治体からのお知らせ、Jアラート、Lアラートなどの緊急・防災情報を市町村や地区レベルの細かな単位で配信できることを強みとしており、これらの情報を放送・通信網を通じて、テレビなどをはじめとした個人向けデバイスに多重配信することが可能だ。今回、JCCのシステムにシャープの加湿空気清浄機を追加し、防災情報を家電から通知する新たな取り組みを提案した。
シャープは、これまで音声発話機能を搭載したAIoT家電を活用して必要な地域の人に情報伝達を行う防災研究を進めてきた。今回、JCCと協業し、「地域・防災DXサービス」と加湿空気清浄機が連携した。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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