シャープがケーブル技術ショーに空気清浄機(4)

 ジャパンケーブルキャスト(JCC)は、「ケーブル技術ショー2025」に出展し、「DXの深化とCATV × JCCの連携で創る地域の未来」をテーマに、JCCが提供するケーブルテレビ・自治体向け配信プラットフォームを通じ、全国のケーブルテレビ事業者の発展と、地域DX実現を支援する新たな取り組みについて紹介した。JCCは、シャープ製の空気清浄機を活用した「地域情報配信」サービスの検証を開始したと発表した。JCCが発表した空気清浄機を活用した「地域情報配信」サービスの特長は次の通り。▽平時は快適な空気環境を提供=プラズマクラスター技術を搭載した空気清浄機で、平時においても居住空間の快適な空気環境の維持や衛生対策に貢献する▽緊急時には防災情報を音声配信=自治体の防災ネットワークと連携し、洪水や避難勧告などの重要な地域防災情報を、空気清浄機を通じて音声で住民に伝達する。普段から人が過ごす場所に設置されているため、非常時にも効果的に情報を届けることが可能だ▽公共性の高い施設で地域に貢献=社会福祉施設の共有スペースや公民館、役場ロビー、保育園・幼稚園など、地域住民が普段利用する施設に設置することで、空気環境の向上と同時に防災力の強化にも寄与する。

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。