ケーブルフェスタ2025にミハル通信が出展

 地域密着型の通信・放送総合メディアとしてケーブルテレビ業界の発展につながるイベントを目指す、東海エリア業界最大の展示会・メディア見本市「ケーブルフェスタ2025」が、10月3日(金)(午前10時~午後5時)にホテル名古屋ガーデンパレス(愛知県名古屋市中区錦3―11―13)で開催される。4日(土)(午前10時~午後5時)、5日(日)(午前10時~午後5時)は、LIVEやステージイベント、「まちなかマルシェ」を中心にオアシス21「銀河の広場」(愛知県名古屋市東区東桜1―11―1)で開催される。開催テーマは「つながる魅力 広がる楽しさ」。主催は日本ケーブルテレビ連盟東海支部。後援は総務省東海総合通信局/NHK名古屋放送局/(一社)日本ケーブルテレビ連盟/(一社)日本CATV技術協会中部支部。協力はホテル名古屋ガーデンパレス。入場無料。

 ミハル通信は、10月3日(金)にホテル名古屋ガーデンパレスで開催される「ケーブルフェスタ2025」に出展する。今年のテーマは「つながるとこんなに広がる!CATVの新たな可能性」で、ケーブルテレビ局の相互バックアップが可能なIP伝送システムと、極超低遅延2K/4K HEVCリアルタイムコーデック「ELL Lite」=写真=を展示する。
 IP伝送システムは、複数のCATV局のセンター、もしくはサブセンター間とIP伝送相互バックアップを構築できるシステム。降雨減衰などの障害発生時に信号が伝送できない場合、相互バックアップしている別のヘッドエンドでRF信号を受信することで視聴を継続できる。また、ネットワーク経由で遠隔地や離島への信号伝送にも対応可能だ。会場ではサブラックに実装したユニットを静態展示する。 
 「ELL Lite」は、2K/4K映像・多チャンネルPCM音声に対応可能なHEVCリアルタイムコーデック。高画質映像をリアルタイムで圧縮・伝送し、ライブコンサートやスポーツイベント、放送現場で視聴者に臨場感あふれる体験を提供する。ケーブルテレビでは、自主放送素材伝送などにも活用できる。
 DanteやMADIなどの音声専用インターフェイスを搭載し、最大64chの非圧縮伝送(ビットパーフェクト)が行える。映像伝送ではHDMIやSDIなどのインターフェイスを備え、極超低遅延での伝送を実現する。
 さらに今回は、新たに中継システムとしての活用提案も行う。双方向機能により、編集後映像の折り返しが可能となり、編集作業を効率化する。既存インカムシステムと組み合わせれば、中継先とスタジオ間でのインカム音声のやりとりも可能となり、中継車を使わずに低コストで中継を行える。
 会場で開催されるケーブルセミナーでは「ケーブルテレビ局向けの最新ソリューション」として、IP伝送システムと「ELL Lite」等を紹介する。梅の間(5階)にて午前11時~午後11時30分に開催。
 ブース・A―1

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。