
NHK連続テレビ小説「あんぱん」主人公の祖父、朝田釜次役・吉田鋼太郎さんがコメント
「『これは○○マンだ!』と言いながら見るのも楽しいでしょうね」
NHK2025年度前期連続テレビ小説「あんぱん」で、主人公・朝田のぶ(今田美桜)の祖父・朝田釜次は「朝田石材店」三代目で、その道一筋の石工。 手先は器用だが、人への接し方は不器用…という好人物だ。
そんな釜次役を演じている俳優・吉田鋼太郎さんのオフィシャルコメントが届いた。
――演じる釜次は、吉田さんから見てどんな人物ですか
頑固な職人ですね。亭主関白で独りよがりな部分もありますが、根はやさしくて家族思い。表には出しませんが3人の孫たちを溺愛している、とても愛のある人だと思います。女性はおしとやかでなければならないという時代に育ったので、のぶのおてんばに少し悩まされているところはありますが……(笑)。でも、そんなところもかわいいんですよね。演じる今田さんは、のぶの勝ち気でまっすぐなところをよく表現されていて、すごくすてきだと思います。
――朝田家での撮影はいかがですか
草吉を演じている阿部サダヲさんは昔ドラマでご一緒したのですが、そのときはあまり関わりがなかったので、ずっと一緒にお芝居をしたいと思っていました。今回ようやく実現できたので、うれしくて、ドキドキして。草吉に対してアドリブを交えながらいろいろ仕掛けてみるんですが、阿部さんとしてはちょっと迷惑しているかもしれません(笑)。でも、お芝居の中でちゃんと受けてくれたり、仕掛け合ったり、とてもエキサイティングですね。
アドリブも土佐ことばでやらなければならないので、なかなか苦労しています。事前に演技指導の方に「こんなふうにアドリブを入れたい」と相談してから臨んでいて。もはやアドリブじゃないだろって感じですね(笑)。
夫婦役の浅田美代子さんとは、お互い『花子とアン』に出演していたのですが、共演シーンがなかったので、「今回はリベンジだね」と話をしていました。もう初日から「釜じい、釜じい」と話しかけてくださって。お互いに演技がしやすいように、いい空気を作りながら距離を詰めてきてくださるんですよ。想像はしていましたが、それ以上にすてきな方ですね。
――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします
今田さんが演じるのぶの、まっすぐで純粋な姿は、見ている方たちに元気を与えてくれると思います。そして、今回出てくる多彩な登場人物を“アンパンマン”のキャラクターに重ね合わせて「これは○○マンだ!」と言いながら見るのも楽しいでしょうね。僕もこの先の物語を楽しみにしています。
■2025年度前期 連続テレビ小説『あんぱん』全26週(130回)
[総合](月~土) 午前8時~8時15分ほか(土曜日は1週間の振り返り)
[BS][BSプレミアム4K](月~金) 午前7時30分~7時45分
【作】中園ミホ
【音楽】井筒昭雄
【主題歌】RADWIMPS「賜物」
【語り】林田理沙アナウンサー
【制作統括】倉崎憲
【プロデューサー】 中村周祐 舩田遼介 川口俊介
【演出】柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当