2025年秋放送スタート 連続テレビ小説『ばけばけ』松江ロケ報告会

髙石あかり「松江に帰ってくることができて、すごくうれしく思います」

 

NHK大阪放送局は5月23日、島根県松江市の城山稲荷神社で、今秋放送予定の連続テレビ小説『ばけばけ』松江ロケ報告会を開いた。会見には、本作のヒロイン・松野トキ役の髙石あかりと、トキの夫ヘブン役のトミー・バストウが出席した。

 

連続テレビ小説第113作の『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツと、セツの夫で 怪奇文学作品集「怪談」で知られる作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の夫妻をモデルに、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた、名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。

 

ロケ報告会の舞台となった城山稲荷神社は、小泉八雲が松江市に住んでいた際によく訪れていた場所だという。

 

報告会の冒頭、髙石は「トキとヘブンとして、松江に帰ってくることができて、すごくうれしく思います」とあいさつし、前日に行われた八重垣神社(松江市佐草町)での撮影を振り返り、「神秘的な雰囲気でしたが、撮っている内容はあまりにもコメディで、笑いの絶えない現場でした。そういう空気を作ってくださったエキストラとして参加していただいた地元の皆さんに感謝でいっぱいです。本当にぜいたくな機会をいただきました」と微笑んだ。また、撮影日は晴れの予報だったが、急に雨が降り出したとのことについて「松江のそういうところが私は好きですし、『ばけばけ』という作品に合っているなと、より感じました。早くみなさんに作品をお届けしたいです」と意気込みを語った。

 

一方、トミーは「松江での撮影はすごく楽しいです。自然が豊かな環境で、ゆっくり安心して撮影ができました。松江ではしじみラーメンを食べました。とてもおいしかったです!」と松江の印象を語り、「髙石さんとの共演シーンはまだ1シーンしか撮影していませんが、そのシーンでは驚くほど安心して演じることができました。あかりさんの演技、そして優しさ、思いやりのおかげです。100年前には国際的なカップルはあまりいなかったと思うので、その時代を夫婦として乗り越え、チャレンジしていく姿をドラマを通して見せたいと思います」と抱負を述べた。

 

番組概要
2025年度後期(大阪制作)第113作連続テレビ小説 『ばけばけ』
【放送予定】 2025年秋~
【作】ふじきみつ彦
【出演】髙石あかり、トミー・バストウ/吉沢亮