ACジャパン 2025年度のキャンペーン広告を公表 「全国キャンペーン」など全22作品
公益社団法人ACジャパン（東京都中央区、鳥井信宏理事長）は、2025年度公共広告の作品が決まったと発表した。新たな作品は7月1日（火）より1年間、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等、全国の各メディアで放送される。2025年度のキャンペーン広告は「全国キャンペーン」（A、B2作品）、「地域キャンペーン」（7地域7作品）、「支援キャンペーン」（8団体8作品）、「ACジャパン・NHK共同キャンペーン」（1作品ずつ交換・放送）、「ACジャパン広告学生賞」の5種類で作品数は計22作品。
「全国キャンペーンA」は、「進化するデジタル社会をどの様に生きるか考えよう」をテーマとした「フェイクは、ホンモノみたいな顔をする。」という作品に決定した。この作品では、AI技術を否定するのではなく、デジタル技術を悪用する事案に警鐘を鳴らす。この作品では、今年度も聴覚障害がある人の情報格差の解消を目指し、手話とオープンキャプションの字幕対応を行う。
全国キャンペーンA
作品名：フェイクは、ホンモノみたいな顔をする。
テーマ：進化するデジタル社会をどの様に生きるか考えよう
企画・制作：㈱ADKマーケティング・ソリューションズ
手話出演：砂田アトム
手話監修：江副悟史、松森果林、佐多直厚
放送・掲載エリア：全国
「全国キャンペーンB」は、「もったいないの精神」をテーマとした「We are モッタイネーティブ」という作品に決定した。この作品では、「もったいないの精神」は大人だけでなく、いまの多くの若者たちが自然に「もったいないの精神」のテーマに即した行動をしているということを訴求する。この作品では、今年度も、従来同様、英語字幕対応を実施するとともに、クローズドキャプション字幕による情報保障の取り組みを実施する。
全国キャンペーンB
作品名：Weareモッタイネーティブ
テーマ：もったいないの精神
企画・制作：㈱電通名鉄コミュニケーションズ
出演者：青空、ユキナ、洋扶、渡辺健太、龍英、Koukimaru、大瀧彩乃、五十嵐彩菜、あおきりあ、天音、宮崎夏海、高松勇太、谷村颯真、Rio、加藤渉夢
放送・掲載エリア：全国
「地域キャンペーン」では、東京以外の全国7地域で、各々のテーマで作品を制作し、キャンペーンを展開する。同キャンペーンは2年間継続して実施の予定。今年度よりクローズドキャプション字幕による情報保障の取組を実施する。
「支援キャンペーン」では、「全国こども食堂支援センター・むすびえ」「ジャパンハート」「日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会」「キッズドア」「日本骨髄バンク」「日本盲導犬協会」「日本糖尿病協会」「日本食品衛生協会」の8団体を紹介する作品を制作し、広告を通してその活動を支援する。
「ACジャパン・NHK共同キャンペーン」では、2025年度もACジャパンとNHKとの、CM交換方式による共同キャンペーンを実施する。NHK提供のCMは「SNS犯罪」をテーマにした「“やさしい”人」という作品。ACジャパンからNHKに提供するCMは、地域キャンペーンの中四国作品「入念な準備。それが防災の一歩。」を放送の予定。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当
