
[NHK]プレミアムドラマ『コトコト~おいしい心と出会う旅~』群馬編・茨城編が完成
全国各地を舞台にした、心にしみわたる「人情グルメ物語」
NHKはこのほど、NHK BSとNHK BSP4Kで17日と24日に放送するプレミアムドラマ『コトコト~おいしい心と出会う旅~』群馬編・茨城編の完成会見を、東京・渋谷の放送センターで開いた。会見には、主人公・結稀宏人役の古川雄大、宏人とバディを組む根本進役の三宅弘城、群馬編に登場する画家・不二谷円役の小林涼子、茨城編に登場する芋農家・髙橋由紀恵役の磯山さやかが出席した。(写真左から:小林涼子、古川雄大、三宅弘城、磯山さやか)
本作は、日本全国の魅力的な食材を探して旅をする百貨店バイヤー結城宏人がその土地ならではの食材や人々と出会い、一期一会を詰め込んだスープを求めて旅する物語。昨年12月に富山編と新潟編が放送され、好評を博した。
古川雄大「ちょっとテイストが変わったと感じています」
会見で古川は「新潟編と富山編では『コトコト』の世界観を皆さんに楽しんでいただけたかと思います。しかし、今回の2作は、かなりテイストが変わったと感じています。群馬編はかなりセンシティブな内容で、皆さんが見ている綺麗な部分の裏側がどんどん見えてくるストーリーになっており〝人間って、きれいごとだけじゃ生きていけないよね〟という繊細な部分が描かれています。そして物語が進んでいくなかで宏人自身も深掘りされていきます。一方、茨城編は〝こんなことするんだ〟みたいな宏人の新しい一面が描かれます。スープ企画が中止の危機に陥るなか、宏人は試行錯誤しながら旅をしていくのですが、そこで出会った家族の絆を修復しようと奮闘します。心温まるストーリーにもなっていますので、ぜひ見ていただきたいです」と2作品の見どころをアピールした。
宏人とともに食材探しの旅に出る根本役の三宅は、「その土地の出身の方が出演なさるので、その方たちが地元でのびのびと楽しくお芝居をしているのがすごく印象的で、ほほ笑ましく、ほっこりしました」と感想を述べた。
自身も野菜を作る農業に携わっている小林は「作品の中に出てくるスープが本当に美味しそうだなと思いました。そして、スープって何なんだろうっていうことをすごく考え、スープの背景にある農家さんだったり、その土地の風土というものに思いを馳せました。群馬ならではのスープを作るところが面白く、見てくださる方々に群馬の新しい発見をお届けられたら嬉しいです」とコメントした。
茨城の観光大使を務めている磯山は「茨城県民としては、茨城が舞台の作品を作っていただけることが本当に嬉しくて、しかもそこに出演させていただけるということに感無量でした」と喜びを語っていた。
■作品概要
『コトコト~おいしい心と出会う旅~』
■放送
群馬編/8月17日午後10時~10時59分〈NHK BS、NHK BSP4K〉
茨城編/8月24日午後10時~10時59分〈NHK BS、NHK BSP4K〉
作:坪田 文(茨城編は原作)
脚本:出川真弘(茨城編)
音楽:光田康典
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当