ニッポン放送 神奈川県三浦市と協働 海水浴場で無料映画上映会を開催 8/23、30

ビーチに設営されたステージテント内にスクリーンを設営し作品を上映
 

ニッポン放送は、神奈川県三浦市との協働で8月23日(土)と30日(土)の2日間、三浦海岸海水浴場「MIURA FUN BEACH 三浦海岸」(神奈川県三浦市)で、映画上映イベント「三浦海岸映画上映会2025」を開催する。ビーチに設営されたステージテント内にスクリーンを設営し、映画作品を上映する。2日間とも予約不要・入場無料。

 

Ⓒ有田周平

 

三浦市内に最後に映画館があったのは約45年前。現在では最寄りの映画館までは電車で約40分かかる。そんな三浦海岸で映画を上映したいという想いの元、三浦海岸アートフェスティバルの一環として、2025年夏のクロージングを間近に控えるMIURA FUN BEACH 三浦海岸での上映会の開催が決まった。

 

上映作品は全部で5本。8月23日は、手塚治虫監督『ある街角の物語』『人魚』、マヤ・デレン監督『陸地にて』、加藤久仁生監督『つみきのいえ』の名作短編4本を上映。8月30日は、西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本を手掛けた『映画えんとつ町のプペル』の上映を予定している。

 

『ある街角の物語』(1962)監督:手塚治虫

 

Ⓒ手塚プロダクション

 

街角に貼られたポスターと、クマのぬいぐるみを友達にしている女の子、さらに街灯やその光に誘われる一匹のイタズラな蛾、子だくさんのネズミ一家…。ある日突然、戦争の影が忍び寄り、街は戦火に包まれる。上映時間:38分

 

『陸地にて』(1944)監督:マヤ・デレン
 

配給:ダゲレオ出版

 

海岸に打ち寄せられ横たわるデレンの身体。流木の間を這い上がってゆくと、そこには正装をした紳士淑女たちがチェスに興じている。官能的、触覚的作品。上映時間:15分

 

映画館が消えた三浦に、海辺から映画を届けたい--

 

国内外の名監督らによる新旧織り交ぜたラインナップとなり、子どもから大人まで、幅広い年代にお楽しみいただける内容となっている。映画を観るだけではなく、波の音、砂の感触、潮風の匂い——夏の三浦海岸と共鳴するような映画がセレクトされ、砂浜に設営されたスクリーンに映し出される。さらに、映画に寄り添うドリンクも販売し、作品の世界を五感で味わえるような体験も提供する。