朝日放送グループHD 阪神淡路大震災の取材映像アーカイブに生成AIを用いた映像レコメンド機能を新搭載

放送局の取材アーカイブ映像を「社会財」として活用

 

朝日放送グループホールディングス(大阪市福島区、西出将之社長)はこのほど、同社のウェブサイト「阪神淡路大震災激震の記録 1995 取材映像アーカイブ」に、生成AIによる映像レコメンド機能を新たに追加したと発表した。本機能は、利用者が阪神淡路大震災に関することを質問すると、アーカイブに収蔵された震災取材映像クリップの中から、AIが最適な映像を選び出し、視聴を提案するもの。震災から30年が経つ今、阪神・淡路大震災を知らない世代にも活用してもらうサイトへ進化させることで、放送局の所有する取材アーカイブ映像がよりリアリティをもって災害教訓を伝える「社会財」として広く、末永く利活用されることを目的としている。
 
「激震の記録1995阪神淡路大震災取材映像アーカイブ」は、同社が2020年1月10日から一般公開を始めたウェブサイト。映像数は約2200クリップ、約40時間分(2025年8月時点)。サンテレビジョンとANN系列各局が映像提供で協力している。
 
追加した機能
 
・自然な質問で検索可能:キーワード検索だけでなく、文章や会話形式での質問にも対応
・最適映像を自動提案:AIが質問の内容を分析し、適した映像を提示
・防災教育にも活用可能:学校や地域での防災学習にも活用できる機能
※新機能は今年度末までテスト公開を行い、その後、本格搭載について検討する。
 
朝日放送グループでは「震災アーカイブサイトの利便性と価値を高めることで、震災の記憶を風化させず、将来にわたり防災・減災に貢献し続けることを目指しています」とコメントしている。
 
なお、このAI機能を追加したサイトは、9月1日の「防災の日」から4日間、大阪・関西万博会場で開催の防災企画イベント「朝日放送グループ世界に発信する『防災』の未来設計図」で展示し、来場者に体験もらう。