[NHK]連続テレビ小説『あんぱん』に古川琴音の出演が決定 アンパンマンを次世代へ繋ぐ

NHKはこのほど、現在第23週「ぼくらは無力だけれど」が放送中の連続テレビ小説『あんぱん』に、俳優の古川琴音が出演すると発表した。

 

古川は2020年度前期放送の連続テレビ小説「エール」にヒロインの娘役で出演しており、朝ドラは今回が2回目の登場。演じる中尾星子は、柳井のぶ(今田美桜)が自宅の茶室で開く小さなお茶教室の生徒。アンパンマンの魅力に早くから惚れ込むようになる――という役どころだ。

 

古川は本作への出演に際して喜びを次のように語った。「大好きで見続けてきた作品に、まさか自分が出演できるなんて…しかも物語のラストを彩る大切な役をいただき、震えるような気持ちでいっぱいです」。自身の役柄については「私が演じる星子さんは、柳井さんとのぶさんを最後まで支え、2人の想いを引き継ぎ、アンパンマンを次の世代へ繋げている方です」と説明し、「のぶさんに『嵩に似ている』と言われる場面が心に残っています」と明かした。さらに「純粋にアンパンマンを愛し、不器用でも地味でも揺るがない芯を持つその姿に、私自身も励まされながら撮影に臨んでいます。温かいチームの中で、この物語に心を込めて参加できることを幸せに思います」と締めくくった。

 

 

制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーは、古川の起用理由と作品への思いについて「今の時代もアンパンマンが愛され続けているのは、アンパンマン自体の魅力はもちろんですが、やなせ夫婦の思いを受け継ぎ、その魅力を全国の子どもたちに伝え続けている方々がいるからこそではないでしょうか。古川さんには、やない夫婦の意志を受け継いでいく中尾星子役を担っていただきます」とし、古川については「連続テレビ小説『エール』でご一緒して以来、古川さんの純粋なまなざし、不思議な存在感にひかれ、今作でもどこかでご一緒させていただきたいとずっと願っていました」と、その才能を高く評価する。そして、「『あんぱん』の放送も残り1か月をきりました。最後まで見届けていただけますと幸いです」と視聴者にメッセージをおくっている。